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コラム 2018.4.27

【クルマ小説】僕は新人トップセールス vol.3「そして夜は更けていった」

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【クルマ小説】僕は新人トップセールス vol.3「そして夜は更けていった」
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音信不通だった電話

平成12年頃に勤めていた中古車屋時代の話である。僕が中古車屋に就職して半年位したある日のこと、仕事中に携帯電話が鳴った。見覚えのない着信番号に恐る恐る出てみると、聞き慣れたちょっと酒灼けしているあの人の声がして仕事の手が止まった。

「あー、ケースケさん!高柳、タカヤナギ!覚えてる?」

高柳さんとは、僕が中卒から働き始めた最初の職場で出会った印刷会社のオジさんで、お世話になっていた。社会の右も左もわからない僕に、紺色のスーツをバリッと着こなし、七三にセットされた白髪がトレードマークの仕事人だった高柳さん。僕のようなヒヨッコにもちゃんと礼を尽くしてくださって、初めて名刺交換をさせていただいた方でもある。忘れるはずもない。

僕が勤めた最初の職場はというと、芝居小屋みたいなところで、まだネットもなかった時代に郵便のダイレクトメールをバンバン打って、常連客を掴み、芝居のチケットやグッズ、ビデオなんかを売る仕事をしていた。だから、印刷会社の部長さんだった高柳さんとは切っても切れない間柄だった。でも、そんな高柳さんも僕が転職しようかと迷っていた頃、僕よりも一足先に会社をリタイアし、風の噂では自分で何かの商売を始めた、みたいなことを聞いていたが、音信不通だった。

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