現在位置: carview! > 編集記事 > コラム > 【クルマ小説】僕は新人トップセールス vol.3「そして夜は更けていった」

ここから本文です
  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【クルマ小説】僕は新人トップセールス vol.3「そして夜は更けていった」
  • 【クルマ小説】僕は新人トップセールス vol.3「そして夜は更けていった」

久々に再会したクラウン

そんな高柳さんから久々の電話に懐かしい思いがした。どこから聞きつけたか、僕が中古車屋で売り子をやっているのを知って、僕からクルマを買いたいという申し出には俄然ハッスルしたことは言うまでもない。

僕の知る限り、高柳さんの車歴は90年代前半から、81マーク2の後期2.5グランデG、90マーク2の同じく後期2.5グランデG、そしてその次が15クラウン後期3.0ロイヤルサルーンのダークブルーツートン、そしてこのクラウンに今も乗っているらしい。

高柳さんはけっしてカーマニアではないが、営業には常に自分のクルマで回られ、マーク2やクラウンに刷り上がったばかりのインク臭いダイレクトメールを満載して、シャコタンみたいにして運んできてくれるような人だった。だからクルマと付き合っている時間は長いし、ヘビーユーザーとして持論はある方だった。

久々に再会した15クラウンは登録3年目にして既に9万kmだった。

「ケースケさん、コイツァもう駄目だよな」

吐き捨てるように査定額がつかないことを嘆いてみせた高柳さんだが、拝見したクラウンでびっくりしたのはタバコ臭が全くしないことだった。高柳さんはタバコを吸う。でもクルマの中では吸わないことにしていたらしい。シガーライターも灰皿も綺麗なままで、これなら禁煙車で通用する。高柳さんのクルマは、どこかパリッとした緊張感を保っていた。

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

(株)カービュー関連サービス

メールマガジン メールマガジン

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します