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【クルマ小説】僕は新人トップセールス vol.2「奥様は運転好き」
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ある夏の昼下がり、ホットラインが鳴った

ショボイ中古車屋のくせして0120のお客様専用ホットラインと呼ぶ専用回線を引いてあり、そこにかかってくる電話は常連さんとか、買取希望の人とか、カーセンサーを見て買いたい人とか、事務的などうでもいい電話はかかってこないだけのことだが、でも鳴ると胸が騒いだ。

「査定をお願い致します。車種は日産ローレル、年式は平成4年の10月登録、色はダークグレーで走行距離は7万7000kmになったところです・・・」

率直言って期待できないと思った。車齢8年のローレル、1年に1万kmずつの走行ペースと思われるが、なんせビカモン(内外装ともに極上の物件)の高級車で商売をしている僕らだったから、ウチの店には置けない。ということはオークション転売ということになり、そこで経費が発生し、他店とあまり変わりない値段しか指せないだろう・・・

「ご期待に添えるかどうかわかりませんが、お近くでしたら一度ご来店いただきまして、おクルマを拝見させていただけませんでしょうか?」

・・・そう言うと、

「承知しました。ではこの週末に予定つけまして、御社を訪問させていただきます」

折り目正しい言葉遣いをなさるシッカリした印象のお客様だと思った。じつはこうしたタイミングから、お客様のプロファイリングというものを、僕ら営業は開始している。言葉遣い、声の感じ、電話の向こうの騒音など。とにかく、このお客様はシッカリした方で、こちらもそれにお応えできるような接客をすればきっといい商談になるかもしれない、という予感はあった。

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