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電気かエンジンかという二元論に惑わされず、自動車の未来を語れ

電気かエンジンかという二元論に惑わされず、自動車の未来を語れ

GMは現在ゼロエミッションに向け、2023年までに少なくとも20台の新型電気自動車を導入すると発表している。(写真:GM)

20~30年後の未来都市をイメージできるか?

2013年から参加している内閣府の自動運転のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)構成員として、自動運転の社会受容性の醸成を目的とした市民ダイアログ(市民との対話型イベント)を行っている。実際は内閣府が主宰する事業であり、国民の貴重な税金を使うので、その成果を出さないといけない。プレッシャーがあるはずなのに、2050年というかなり先の未来を見据えた“都市デザイン”をテーマに掲げてしまった。ちょっと壮大すぎるかもしれないが、AIや自動運転が本格普及する未来は、モビリティと都市をセットで考えることが必要になるだろう。

30年以上も先の未来をどう語るのか? コンピューターが実用化する遥か以前、1939年のニューヨーク万博に自動車メーカーのGMが出展した壮大な未来都市のジオラマ(フューチュラマ:Futurama)に、まず私たちはヒントを見出した。馬車の時代が終わり、本格的な自動車の時代の入り口に立っていたGMは、自動車が交通インフラの中心となる、20年後の未来都市を夢見たのだ。しかしこの直後に、世界は第二次世界大戦に巻き込まれてしまう。

第二次世界終わると、再び未来を夢見ることができるようになり、1950年代にGMはフリーウェイに磁石を埋め込み、電磁誘導で走る自動運転のコンセプトカーを発表した。実際にテストも行われていたそうだが、家族4人が向き合い、トランプしたり、お弁当を食べながら一家団欒の時間を楽しむことができるというものだった。

SIPの市民ダイアログでは、GMの自由な提案を見習うように、自動運転によって21世紀の都市デザインがどうイノベーションするのかを考えてみたのだ。若い世代ほど興味を持っている。その結果は内閣府のSIP-adus Workshop 2017のウェブサイトで近いうちに公開されるので、チェックしてみてほしい。

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