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欧州のパラダイムシフトがレース界でも鮮明に。フォーミュラEの今と未来を探る

欧州のパラダイムシフトがレース界でも鮮明に。フォーミュラEの今と未来を探る

アウディスポーツ ABT シェフラー(写真:アウディAG)

自動車メーカーの相次ぐ参戦表明、高まる機運

同じフォーミュラカーによる世界選手権として、F1と比較されがちなフォーミュラEだが、さすがに現状ではエンターテインメント性において、F1を上回る部分はない。ただし人気に陰りを見せるF1に対し、フォーミュラE人気は上向きだ。それは自動車メーカーの相次ぐ参戦表明を見れば明らかだ。シリーズ発足時にはルノー、DSのみだったのが、昨シーズンからジャガー、今シーズンからアウディが参戦。来シーズンからは日産も参戦を表明(ルノーは撤退して日産に一本化)したほか、BMWがアンドレッティチームに本格的にパワートレーン供給を始める(BMWはシリーズ発足時からi8やi3をペースカーなどとして供給している)。さらにその翌年の19~20年シーズンからはポルシェとメルセデス・ベンツも参戦する予定。明らかにここのところの欧州勢のEVシフトとも連動している。相次ぐ参戦を見れば人気の上向きが明らかというよりも、これだけ名門が参戦すれば人気が上向くはずといったほうが正確かもしれない。いずれにせよ機運が高まりつつある。

負荷はかかるが走らせ方が決まっているレースのほうが、どんな使われ方をするかわからないロードカーよりもEV化は容易なはずだ。今後開発競争が激化してバッテリーをはじめマシンの性能が向上し、さらに多くの自動車メーカーが参戦し、話題のドライバーが参戦し……気づけばこっちが今のF1のポジションにある可能性は十分ある。同条件でF1マシンを上回る速さを身につけるのはいつになるだろうか。さらに現在フォーミュラEと一緒に世界を転戦しつつ走行テストを繰り返している完全自動運転の無人マシン「ロボカー」による「ロボレース」の開催も計画されている。いずれはフォーミュラEチャンピオンとAIが戦う時代がくるだろう。未来のスタードライバーはコンピューターチップかもしれない。

開幕戦でのピケJrはというと、予選10位からスタートし、混戦を戦い抜いて4位。なんだ4位かと言うことなかれ。この時点ではチーム史上最高位なのだ。翌日に行われた第2戦で今度はチームメイトのミッチ・エバンス(オーストラリア)が4位入賞。さらにレース後、3位フィニッシュしたマシンに違反が発覚、エバンスは3位に繰り上がった。連日の上位入賞を果たし、まじめなピケJrも香港ナイトを楽しんだだろうか。次の第3戦はマラケシュ(モロッコ)で1月13日に開かれる。

■フォーミュラE 2018 カレンダー
開幕戦:12月2日 香港
第2戦:12月3日 香港
第3戦:2018年1月13日 マラケシュ(モロッコ)
第4戦:2018年2月3日 サンティアゴ(チリ)
第5戦:2018年3月4日 メキシコシティ(メキシコ)
第6戦:2018年3月17日 プンタ・デル・エステ(ウルグアイ)
第7戦:2018年4月14日 ローマ(イタリア)
第8戦:2018年4月28日 パリ(フランス)
第9戦:2018年5月19日 ベルリン(ドイツ)
第10戦:2018年6月10日 チューリッヒ(スイス)
第11戦:2018年7月14日 ニューヨーク(アメリカ)
第12戦:2018年7月15日 ニューヨーク(アメリカ)
第13戦:2018年7月28日 未定
最終戦:2018年7月29日 未定

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