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コラム 2017.9.21 レポート:島下 泰久

自動車デザインの常識を疑え。ゴルフやパンダはアジアでも名作と呼べるのか?

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自動車デザインの常識を疑え。ゴルフやパンダはアジアでも名作と呼べるのか?
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初代「フィアット パンダ」(写真:FCA)

パンダやゴルフはアジアの街並みで名作と呼べるか?

突然だが最近、クルマのデザインのことをよく考えている。日本車のデザインは常に議論の的。ブランドとしての統一感がないとか、新しくすること、変えることばかりが求められて、良いデザインという観点がないとか、景観にいかに溶け込むかを考えるべきだとか、そんな議論が繰り返されている。その場合の対立軸は、やはりヨーロッパ車なのだが、そうしたデザイン談義を眺めていると、ふと「今も本当にそれが当てはまるんだろうか?」と思わされる昨今なのだ。

まず普遍性という話。中国市場をはじめ、世界の自動車市場の中心が成熟国から新興国に移ってきたのは紛れもない事実だ。そんな今の時代に、あるいは今の街並みに、馴染むクルマのデザインとはどんなものだろうか。

シンガポールであれ中国であれ、街には高層ビルが立ち並び、しかも街自体が急速に変貌を遂げている。では、カーデザインの不朽の名作としてすぐに名が浮かぶ初代「フィアット パンダ」や「VW ゴルフ」のようなクルマは、ここでも古い街並みが残るヨーロッパに於けるのと同様に映えるのか、同じように名声を得られるのかと言えば、正直言って疑問だ。むしろ景観に溶け込まない、とすら言えるのではないかとも思う。なぜなら、そこには街と、それらのクルマのデザインを結びつける文脈が存在しないのだから。

ユーザーにとっても同様ではないかと思う。そもそも「クルマとはこうあるべき」という立脚点が、もしくは少なくともスタート地点が異なるのだから、パンダやゴルフ、あるいは「ポルシェ 911」だって、理解できなかったとしても無理はない。

年代だって影響するはずだ。今、40代の筆者がリアルタイムで見たクルマは70年代以降のものが中心で、時折60年代のものが混ざっていた程度だったと思う。50年代あるいはそれ以前のクルマは、後追いの知識で良さは知ったけれど、古いものだという認識は間違いなくある。これらのカーデザインは時に「タイムレス」と評されるが、そう感じるのは、必ずしもすべての年齢層(や、文化的背景)に共通とは言えないのではないだろうか。

新しければいい、変化していればいいと言いたいわけじゃない。正義は今も「良いデザイン」だろう。けれど、その「良いデザイン」って何か、ということはアップデートされるべき事柄かもしれない、あるいは少なくとも一概にコレだとは言えないのでは、と思うのである。

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