脱グローバルを地で行くマツダはトランプ旋風の先取りだったりして!?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:マツダ
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経済の専門家からはワケわからんと怒られそうですが、トランプ次期大統領の出現で、強烈なドル高、株高が発生。日経平均も最初は下がりましたが、イッキに逆転して今や奇跡の1万8000円台(12月6日時点)という急回復ぶり。ニュースによりますと、今後のアメリカの大型減税や公共投資を予想したって話ですけど、正直ホントの原因はよくわかりません。それより強引ですが、ふと小沢は日本の某自動車メーカーを思い出してしまいました。
そう、今独自のスカイアクティブ技術で躍進中のマツダですよ。今年こそ国内販売は停滞気味ですが、リーマンショック後に4期連続で赤字を出してたのが、今年は遂に年産150万台突破で、売上げ3兆円超えも見えているという好調ぶり。
思い返せばこれも1つのグローバル化に対するアンチテーゼであり、アメリカの信じられないショックがきっかけだったんですよね。2000年前後に自動車業界の再編はイッキに進み、各社は生産規模を拡大しつつモデル間の部品等を共有化して、どんどん効率化に走りました。その1つがアメリカのビッグなフォードで、ご存じジャガー&ランドローバーにボルボにアストンマーチン、我がマツダと傘下に収め、イッキにプラットフォームの共有化を進めていたわけです。
ところが08年末のリーマンショックで計画は頓挫。ちりぢりバラバラになりましたが、マツダはその結果の独立を逆手にとって個性化を推し進め、今の魂動デザインや低圧縮クリーンディーゼル技術で大成功。2012年の新型「CX-5」を皮切りに好調なのは、クルマ好きの知るところです。
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