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コラム 2015.9.25

【Hondaの挑戦】第12戦イタリアGP

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【Hondaの挑戦】第12戦イタリアGP
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パワーユニットの準備と交換に追われるメカニック

イタリアGP金曜日の朝6時50分、サーキットのパドック入口ゲートには、すでに長蛇の列ができていた。10分後の開門を待ちかねて、朝の作業に取りかかろうという各チームの技術スタッフたちである。そのなかには、疲れ切った様子のホンダのメカニックたちの姿もあった。

規定では現場技術スタッフは各チーム60名に制限されている。マクラーレンの場合、そのなかでホンダに割り振られた枠はわずか10名。7名をエンジニアが占め、メカニックはわずか3名しかいない。以前のエンジンとは比較にならないほど複雑で、整備性も悪いパワーユニットのメンテナンスや交換作業すべてを、この3人だけでこなさなければならないのだ。

モンツァで彼らがいつも以上に疲弊していたのは、6基ものパワーユニットの搭載準備に前夜午前1時まで追われていたからだ。マクラーレン・ホンダはすでにかなり以前から、シンガポールと日本の両グランプリをシーズン後半の重要レースと位置づけてきた。シンガポールGPは低速コーナーが多く、パワー、最高速に劣る今のマクラーレン・ホンダでも、ポイント獲得が期待できる。そして日本GPは言うまでもなく、ホンダのお膝元だからだ。

一方で今回のモンツァは名うてのパワーサーキットであり、ここで好成績を望める実力は今のマクラーレン・ホンダにはない。ならばここであえてグリッド降格のペナルティを受けてでも、新仕様パワーユニットのストックをシンガポール、鈴鹿に向けて作っておくという戦略を採ったのだ。そのためモンツァに6基のパワーユニットを持ち込み、3人のメカニックはその準備と交換作業に追われることとなったのである。

いつでも車体に取り付けられる状態に仕上がった6基のうち、まったくの新品2基が初日用に搭載された(正確には、6つのコンポーネントで構成されるパワーユニットのうち、ICEのみが新品)。しかし走行距離をできるだけ制限するため、フリー走行1回目を10周程度走ったところで、すぐに別の2基に載せ換える作業を開始。これは夏休み前のハンガリーGPで使用された中古の旧スペックである。そして2回目のフリー走行終了後、前戦ベルギーGPの予選・レースに使用したパワーユニットに交換した。

その結果、シンガポールGP、日本GPに向けて、(1)ベルギーGPで金曜日だけ走った2基、(2)今回のイタリアGPでFP1だけ走った2基の計4基が、比較的新品に近いかたちでストックできたことになる。その代償としてのペナルティは、ジェンソン・バトンが5位分、フェルナンド・アロンソが10位分のグリッド降格だった。

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