新型ロードスター初のメディア4耐、筑波ラップタイムは? 燃費は?
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ
ピットに戻ったウダガワに、燃費とラップタイムの関係についての話を聞く。
「最初は遅い集団に巻き込まれてしまい、そこから抜け出すために6500rpmまで回して走ったんです。そこまで回すと、燃費は5.0km/Lぐらい。これじゃ最後までもたないと思って6000rpmまで落としました。それでも燃費が伸びなくて、5500rpmまで落としたら、ようやく5.1、5.2と燃費が伸び出したんです」
なるほど、ウダガワの証言から、5500rpmを一応の目途にすることになる。ウダガワは、今回のドライバーで唯一2スティントを走る。次のスティントでは、この経験を活かすはずだ。
コース上では、新人のサカマキが苦戦していた。携帯電話でのやりとりから、懸命にドライブしていることは伝わってくる。一時は1分17秒台を記録したものの、やがてタイムは低下し、1分19秒~20秒で安定してしまう。どうしたサカマキ!?
ピットでは「せっかく出した17秒台で周回してくれれば…」という声が漏れる。しかも、タイムが遅い割には燃費も芳しくない。ヤマモト監督をはじめとするスタッフが、決断を迫られる。サカマキを早めに交代させるのか、それとももう少し引っ張るのか。
ここで、しばらく姿を消していたワタナベがピットに戻ってきた。ワタナベは、恐るべき情報を「カービューROADSTER」チームにもたらした。
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