「女子力」が売れるクルマを作るのか!?
掲載 更新 carview! 文:すぎもと たかよし/写真:中野英幸、望月浩彦、小林俊樹、篠原晃一
掲載 更新 carview! 文:すぎもと たかよし/写真:中野英幸、望月浩彦、小林俊樹、篠原晃一
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サラリーマンライターが斬る、自動車業界のホントのところ。今回のテーマは、クルマの世界における「女子力」について。
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カメラ女子、山ガール、鉄女、そしてリケジョ。いま、各方面に向けた女性の進出や活躍が華々しい。もはやファッションに限らず、女性の消費行動が市場の多くを構成しているのは疑いようがない。それが単なる「流行」と同義だと囁かれても、ジャンルを問わず飛翔する彼女たちの身軽さは眩しくもある。
では、クルマの世界はどうだろう。バブル期、六本木のカローラと揶揄されたBMWの助手席を確保するだけでなく、経済的自立を果たした多くの女性がミニやプジョーを颯爽と乗りこなす姿がそこにあった。女性、女子視点によるクルマ選びの確立である。
あれから20年以上を経て、女性とクルマの関係が次の段階に入ったと分析するのが「女力(おんなりょく)消費の時代 ~女性はこうしてクルマを選ぶ」(デルフィス刊)の著者、高橋知子氏である。デルフィスはトヨタ系マーケティング会社の子会社で、同氏はここで多くのコミュニケーション・プランニングを手がける。
今回は、女子力の躍進著しい現代ニッポンで、それがクルマのマーケットやクルマ作り自体にどう影響しているのか? その可能性を含めて高橋氏へのインタビューを中心に考えてみたい。
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