3月7日に開幕したジュネーブモーターショー。様々な新型モデルが話題を集めているが、国産ホットハッチファンならば見逃せないのが新開発1.8Lエンジンを搭載する「ヤリスGRMN」だ。
今年からWRCに復帰したトヨタが、WRCマシンのベースとして選んだヤリス(日本名:ヴィッツ)。早くも2戦目では復帰後の初勝利を飾るなど順調な滑り出しを見せている。その勢いもあって、ヤリスの“メーカーチューンド仕様”はバックボーンも含めて、はやくもカリスマ性を感じる部分もある。
GRMNとは「GAZOO Racing tuned by MN」の略称で、MNが示しているのは”マイスター・オブ・ニュルブルクリンク”。走りの聖地といえるニュルブルクリンクで鍛えられたGAZOO Racingが「味づくり」に関わった特別なクルマに付けられる名前だ。
これまでも、ヴィッツをベースとしたGRMNターボが200台限定発売(2013年)されるなど、シャシーとエンジン、そしてエクステリアやインテリアを磨き上げたコンプリートカーが誕生している。ちなみにヴィッツGRMNターボは、1.5Lエンジンにターボチャージャーをプラスするなどして、152馬力までパワーアップされていた。もっともGRMNは過給エンジンがマストというわけではなく、マークXや86ではNA(自然吸気)チューンによる気持ちよさを追求するなど、車種に合わせたチューニングが施されるの特徴だ。
さて、あらためてヤリスGRMNを見ると、ボディは日本のヴィッツにはラインナップされていない3ドアハッチバック。そこにBBS製17インチホイールを与え、WRCマシンを彷彿とさせるカラーリングが施されている。
ただし、残念ながら現時点では2018年初頭に欧州で限定発売を行なうとアナウンスされており、日本導入の可能性は低い。ただし2017年4月からトヨタの組織改正により、GRMNなどのコンプリートカーを生み出してきた「TOYOTA GAZOO Racing Factory」は「GAZOO Racing Company」として再編されることが決まっている。ファクトリーからカンパニーへの変化は、単なる名称変更ではない。独立したカンパニーとしての採算性も求められることになる。
つまり、間違いなく日本でも売れ、それがビジネスベースに乗ると判断されるようなムーブメントが起きれば、ヤリスGRMNの日本導入の可能性が出てくるかもしれない。
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