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【日産新型セレナ】受注の約7割が自動運転「プロパイロット」装着!

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【日産新型セレナ】受注の約7割が自動運転「プロパイロット」装着!

ミニバンとしての使い勝手を徹底追求して首位奪還を目指す!

8月24日、日産の Mクラスミニバン「セレナ」が6年振りにフルモデルチェンジし、発売を開始した。また日産グローバル本社ギャラリーにて「新型セレナ公道デ ビュー#BIG#EASY#FUN体験イベント」も同時開催、俳優の山本耕史さんとタレントのパパイヤ鈴木さんが駆けつけた。

日産新型セレナが採用する自動運転技術「プロパイロット」とは?

新型セレ ナはミドルサイズボックス型ミニバン市場で長年販売台数トップをマークする人気車種だった。だが、昨今はトヨタ・ノア/ヴォクシー、ホンダ・ステップワゴ ンなどに押されており、苦しい戦いを強いられていた。事実昨年の販売台数は、トップの座をノア/ヴォクシーに明け渡してしまった。

そこで日産は王座を奪還すべく2つの飛び道具を用意した。ひとつはかねてから話題の自動運転技術「プロパイロット」だ。

これは、高速道路の単一車線で渋滞&巡航走行時に、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で制御してくれる機構だ。従来、日本車では同様システムは 60km/h以上に限られており、低速時にステアリング操作は行なわなかった。

渋滞時にこうしたアシストが行われる機能は、日本車としては初、ミニバンと しては世界初の機構である(一部グレードにセットオプション、期間限定のセレナハイウェイスタープロパイロットエディションに標準)。

渋滞時は0km/hからステアリング操作を伴い作動し(設定可能速度は30~100km/h)、システムは停止保持までしてくれる。渋滞中の再発進はアク セルオン、またはステアリングのスイッチを押せば継続するというもの。

システムとしては単眼カメラからの情報をもとにアクセルやブレーキ、ステアリングを 制御する。車線の認識が難しくなった場合、警告音と表示でドライバーに発報。

今回の「新型セレナ公道デビュー#BIG#EASY#FUN体験イベント」では、パパイヤ鈴木さんが日産横浜工場から新型セレナに試乗し、日産グローバル本社ギャラリーまでデモ走行。その模様を生中継した。

首都高速で実際にプロパイロットを作動させて走行したパパイヤ鈴木さんは「こうして手は添えていますが、ステアリングも切ってくれます。そして設定した速 度をキープしてくれて本当に楽ですね」とコメント。中継では、東神奈川ランプを越えた先のタイトな右コーナーも楽々クリアしていた。

プロパイロット以外にドアの利便性向上も注目

新型のもうひとつの飛び道具は「使い勝手がよくなったドア」だ。リヤゲート、スライドドアそれぞれに新機構が採用されている。

まずはリヤゲートの「デュアル バックドア」だ。従来の跳ね上げ式ドアは使いやすかったが、ドア全開時に車体後ろにスペースが必要だった。そこでリヤハッチのガラス部分+窓枠のみ開閉さ せることができる機構を採用。従来の約半分のスペースで開閉が可能となった。

スライドドアには「ハンズフリーオートスライドドア」を採 用。これはインテリジェントキーを所持したままスライドドアの下に足先を入れて引くとセンサーが反応してドアが自動で開く仕組み。

操作する人間のすね側も センサーで感知させることで、動物やボールなどが車体下に潜り込んでも、誤作動しない仕組みとなっている。

会場でデュアルバックドアを試した山本耕史さんいわく「本当に便利。奥の荷物を取ることもできていいですね」とコメント。パパイヤ鈴木さんは「子供と買い物に行ったときに便利ですね!」と嬉しそうに語ってくれた。

以上のほかに、新型は全体的にブラッシュアップしてきたこともポイントだ。

ミニバンのキモであるシートアレンジも進化

ボディタイプは従来どおり標準とハイウェイスターを設定。ボディサイズはほぼ先代どおりだが、エクステリアデザインは日産の新デザイン手法である「Vモーション+横桟グリル」を採用していることがわかる。

プラットフォームは基本的には先代からのキャリーオーバーだが、ボディ剛性のアップや静粛性向上のためにリヤタイヤのホイールハウスまわりに制音材を貼る など、運動性能と静粛性が大幅にアップした。

パワートレインは好評だったオルタネーターを使用したハイブリッド機構「S-HYBRID」を継続採用。 CVTの制御変更などでJC08モード燃費は17.2km/ℓ(2WDのX、ハイウェイスター)にアップしている。

ミニバンの要である シートアレンジは、主に2列目の使い勝手がアップ。従来は助手席側のみ横にスライドできたが、新型は左右のシートに横スライド機構を採用した。

これも全席 にシートベルトを内蔵したからこそできる技である。また、2列目中央のスマートマルチセンターシートはシートスライド機構にベアリングを採用しており、操作性が向上している。

また、3列目席に「サードシート用助手席側オートスライドドアスイッチ」を採用し、3列目から降りる際も便利になった。

ライバルに勝つために、確実に先代のネガを潰してきた新型セレナ。熾烈を極めるミニバン市場において「自動運転」という新たな機構を持ち込んだ新型セレナ は、注目に値するモデルである。

日産自動車の星野朝子専務執行役員は「現在予約受注していただいた新型セレナの約7割がプロパイロットをチョイスしていた だいております。弊社では当初4割ほどと予想しておりましたので、想像以上の装着率です」とコメントした。

(文:CARトップ編集部 加藤元章)

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