富士重工業は4月20日、先のニューヨーク・オートショーで世界初公開した新型インプレッサを都内でお披露目した。
今回披露されたのは、セダンの北米仕様。ボンネット内を見ることはできなかったが、塊感のあるフォルムや躍動的なライン使い、質感を大きく高めた内装、ゆとりを増した室内空間などを確認することができた。また、日本での発売時期が「秋」になることも明言されている。
第5世代となる新型インプレッサ(5ドアハッチ/セダン)は、新世代プラットフォーム「スバル グローバル プラットフォーム(SGP)」を採用した第一弾モデルにあたる。SGPは2025年までを見据えて企画開発され、レヴォーグやレガシィをはじめとした全スバル車の次期モデルに順次展開されていく。
SGPは生産効率の向上はもちろん、現行比1.7~2倍という車体・シャシーの剛性アップや低重心化などによって、「まっすぐ走る」性能を高めながら不快な振動騒音をシャットアウトし、「より快適な乗り心地」を実現しているという。これらはスバルが目指す、スペックの先にあるスムーズさや気持ちよさ=「動的質感」に磨きをかけるとともに、より高い直進安定性が求められる将来の自動運転にもつながっている。
新型インプレッサは俗に言う“ミレニアルズ(2000年以降に社会に出てきた若者世代)”をメインターゲットに据え、スバルのコアバリューである「安心と愉しさ」はもちろん、Apple CarPlayなどの最新コネクティビティもアピールポイントのひとつにしている。
搭載するFB型・2.0L水平対向“直噴”ガソリンのスペックについては、最高出力が152hpになること以外は依然として未公表。夏以降から少しずつ詳細が明らかになっていくようだ。
※写真の人物は商品企画本部・PGMの阿部一博さん(左)と同・デザイン部長の石井守さん(右)
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