懐かしの日本車でヒルクライムに挑む面々
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムが始まったのが1916年。大正5年、第一次世界大戦の最中に始まったレースである。初開催の翌年から3年間、第一次世界大戦激化の影響で開催が見送られ、さらに1942年から1945年までの4年間も第二次世界大戦の影響で開催は見送られている。
【パイクスピーク2016】「ホンダ」4モーターEVコンセプトは快調!
第94回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2016は、初開催から100周年の記念大会となる。 平均勾配7%のコースをひたすら駆け上がるこのイベントには、ハイパワー車が多く参戦している。この2016年のパイクスピークにも、三菱ランサー・エボリューション、スバル・インプレッサおよびWRX、日産GT-R、トヨタ86、そして新型NSXが参戦。日本の主要なスポーツカーはほぼ出走しているといっていいだろう。
そんななか、今回のパイクスピークでは、懐かしい日本車も参戦していた。
まず1台目は、1984年式のホンダCR-X。エアロはこれぞパイクスピークといったテイストを持つ前後ウイングカーである。当初は違うエンジンで参戦予定だったものの、トラブルが起きて、急きょ手元にあったB16エンジンに乗せ換えての参戦となった。当初の予定のタイムは刻めなさそうだが、チームは和気あいあいといった雰囲気だ。
そしてもう1台が、1979年式のトヨタ・スターレット。ドライバーのミッコ・カタヤ選手はフィンランド人だが、現在はデトロイト在住で、フィンランドから持ってきたこのスターレットで初めてパイクスピークに挑むという。4AGエンジンにシーケンシャルシフトと、戦闘力を高めているこの車両。
参加車両の中で一番うるさいのではないか、と思われるほどのエキゾーストノートを響かせながらパイクスピークの山を激走する。
ちなみにカタヤ選手は父親がラリードライバーであったことから、このKP60型スターレットやTE37型カローラのレース車両が身近にあったようだ。KP60型はこの車両のほかに4、5台持っているという。
こんな昭和な香りのする車両も参戦するパイクスピーク2016、彼らの参戦結果も期待したい。
(文・写真:青山義明)
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