ベスパの新作がイタリアで発表

イタリアの人気スクーター「Vespa（ベスパ）」。その母体であるピアッジオ グループは、今月ミラノで開催された2輪車の見本市「EICMA」で、EVスクーター「ベスパ エレトリカ コンセプト」と（RED）とのコラボ作「（ベスパ946）」を発表した。

ベスパ エレトリカ コンセプトは、ベスパが将来を見据えて送り出す充電式のEVスクーター。開発中のコンセプト段階ではあるものの、将来的に市販される予定だ。

ベスパ エレトリカ コンセプトは未来志向のモデルではあるものの、ベスパの伝統を保ち、スタイリッシュなデザインと軽快な走り、そして乗りやすさと走る楽しさが追求されている。発売は2017年第2四半期が予定されている。

次に紹介する「（ベスパ946）」は、ピアッジオ グループと（RED）とのコラボレーション作。（RED）とは、エイズ感染者の支援を始めとするチャリティ活動を展開している団体。（ベスパ946）は、車体のほとんどの部品をレッドに仕上げた1台となっている。

その真っ赤なボディは、単に美しいだけでなく、深刻な問題に対する意識を喚起する想いが込められている。（RED）が自動車業界とコラボするのは今回が初。またベスパにとって、車体の全体に赤を取り入れたのは今回が初という。

なお、ピアッジオ グループは（ベスパ946）を販売するにあたり、1台につき150ドルをエイズ感染者の支援のために寄付すると発表した。