冬に積んだ解氷スプレー缶などは降ろしておく
真夏日に駐車している車内の温度は、短時間で50度以上に上昇する。またダッシュボードの最高温度は70度を超える高温状態に! こんな高温になる車内には、置きっぱなしにしてはいけないものがいくつかある。それらは、大きく分けて次の三種類といえる。
(1)高温で破裂する危険のあるもの
(2)高温で溶けたり変形するもの
(3)生き物(子供・ペット)
(1)については、ガラスクリーナーや解氷スプレー、虫よけなどのスプレー缶がとくに危険。また100円ライターや、乾電池(未開封の)炭酸飲料、化粧品なども、破裂した例があり、車内が悲惨な状態に……。
(2)では、ガムテープやビニールテープ、チョコレートや飴、クレヨンなどが高温で溶けるとベタベタして、かなり厄介なことになるので、要注意。さらにはスマートフォンなども液晶がイカれたり、バッテリーが膨張したり(最悪、爆発する)、本体が変形することも報告されている。
(3)は積みっぱなしという今回のテーマとは異なるが、言うまでもなく短時間でも絶対ダメ。エアコンをつけっぱなしにしていても、なんかの拍子で止まる危険はゼロではないし、直射日光が当たるだけでも、ハイリスク。
毎年、必ず、炎天下に放置された子供の事故(事件!)が発生しているので、自分自身が気を付けるだけでなく、もし置き去りにされた子供やペットを見かけたら、レスキューのためのアクションを(短時間でも、立派な虐待行為)。また炎天下の車内に、生卵を置いておいたところ、数時間で半熟状態に固まっていたという実験結果もあり、人間のタンパク質も高温で固まる。
その他、シートベルトの金属の金具なども、火傷するほど熱くなっていることがあるので、同乗者、とくに子供には気を配ってあげることが肝要だ。
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