同じ金額でも保証や車格だけでなく維持費用も考えて選ぶのが正解
クルマを買おうとするとき、中古にするか、新車にするかというのは永遠の課題だ。絶対に新車でなければイヤという人、どうしても欲しいクルマが中古車になってしまう(新車で売っていない)というケースは別として、たとえば「8人乗りのミニバンが欲しい」、「通勤用の軽自動車が欲しい」といった場合には、中古車と新車のどちらを狙うかで大いに迷うことだろう。
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そもそも新車と中古車の違いとは何だろうか。まず言えるのは保証の有無や保証期間の長さだ。もっとも新車保証の残っている中古車であればメーカー保証を継承する(有償)ことで、そのクルマを新車から乗っているのと同等の保証を受けることは可能だ。それでも低年式のクルマになると保証はないも同然で、どんな故障でも自費で修理しないといけなくなる。
もちろん、高年式であれば機械的なトラブルが出ているケースは少ないが、過走行な個体になると現時点ではトラブルが出ていなくとも、後々に故障箇所が出てくる「可能性」は大きくなる。いくら壊れづらいとされている国産車でも10万kmを過ぎると、部品交換などの適切なメンテナンスが必要になってくるものだ。
ここで注意したいのはメンテナンス費用というのは、一般に新車時の車両価格にリンクするということ。仮に200万円の予算でクルマを探したときに、同じ価格の新車と中古車(新車時価格500万円)があったとすると、車格的には後者のほうが上になることが多く、購入時の満足度は上がるかもしれない。しかし、いったんメンテナンスとなると、もともとが高級車だった後者のほうが高くつくことが多いのだ。
つまりメンテナンスを含めた維持費まで考えて、同じ価格帯の新車と中古車で比較すると、購入後の負担という点で異なる可能性があるのだ。クルマというのは買って終わりではなく、活用してこそ大枚叩いた価値があるもの。新車でも中古車でも、車両価格だけでなく、維持費も想像してクルマ選びをして欲しい。
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