満充電なら2泊3日程度の電力をまかなえる
日産はリーフやe-NV200の量産で培ったEV技術のノウハウをベースに、総電圧360V、定格出力2.0kW、総電力量12kWhを誇るリチウムイオンバッテリー搭載のNV350キャラバンのグランピングカーをジャパンキャンピングカーショー2017で披露した。
スーパーロングボディ・ワイド幅ハイルーフ車両をベースに架装された車内は、まさにグラマラスなキャンピングを実現する豪華装備に目を奪われる。
家庭用エアコンを筆頭に、IH調理器、電子レンジや冷蔵庫、液晶TV&DVDプレイヤーなどを備えるだけにとどまらず、高級ラウンジかと見紛うラグジュアリーなシートに身を委ねるとそこはグラマラスな空間だ!
開発を担当した日産自動車 LCV事業本部の森本憲和主管は、2月2日(木)に行われたビジネスデイ合同発表会の壇上で、「スマートフォンや旅客機のバッテリー事故で、リチウムイオンバッテリーは非常に危険で危ない物というイメージを持たれるかもしれません。 しかしリーフは、全世界で27億kmに相当する距離を走行してきましたが、バッテリーに関する不具合は1件も報告されていません。確かな技術力によって安全性、信頼性は保たれています。適切な管理のもと適正な製造を行い、適切な制御を行うと、期待どおりの性能を発揮する極めて優秀なバッテリーです」と話した。
夏場でもエンジンを掛けずにエアコンが使い放題
ちなみに12kWhの総電力量は、100Vの交流を3系統に分けて使うことができるため、さまざまな車内装備を同時に使用してもブレーカーが落ちることはないそうだ。また、8時間のフル充電で2泊3日程度の車中泊なら十分に電力をまかなうことができるとのこと。
昨今の猛暑やペットを連れての車中泊旅では、どうしてもエアコンに頼りがち。ただしアイドリングしながらの車中泊は、オートキャンプ場や道の駅の多くで禁止とする施設が多く、マナーの観点から決して褒められる行為ではない。
ゼロ・エミッションを掲げてEVの普及に力を入れてきた日産が提案する新しいスタイルのキャンピングカーは、環境性能に優れスマートで快適な車中泊旅を強力にサポートしてくれそうだ。
なお日産では、架装ビルダー向けに同車の架装ベース車両(シートや各架装装備レスの特装車)の発売を予定している。今後、各ビルダーの意見を聞き取るなどのモニター調査を行い、2017年度中の発売を目指していく。
車両スペック
リチウムイオンバッテリーシステムSPEC 総電圧:360V
定格出力:2.0kW
総電力量:12kWh
充電:単層/交流/100V/50-60Hz
充電時間:8時間
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