水を混ぜた場合は要注意だが市販のウォッシャー液は心配ない
オイル、冷却水、ウォッシャー液、ガソリンなど、クルマにはさまざまな液体モノが使われている。金属に対して、これらの液体モノのイメージは腐りやすいというか、消費期限があるといったところ。
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それらのなかで、とくに大丈夫かな、と思うのが水に近い「ウォッシャー液」だ。あまりに使わないなら入れ替えも必要と思うかもしれない。ホームセンターで150円ぐらいで売っていることもあるだけに、酸化防止剤など、さまざまな成分が入っているとは思えないからなおさらだ。
結論からいうと、とくに問題はない。成分は水というよりもアルコールだけに、放置すると菌が増殖して、噴射すると雑巾臭いニオイが漂う、なんていうことはなく普通に使える。もちろん緊急的に水を入れていたり、かなり薄く希釈している場合はもちろん腐るので、ずっと残っているようなら交換したほうがいい。藻のような水アカが発生して、ノズルを詰まらせることも考えられる。また冬場だと凍結でタンクや配管が破裂するかもしれない。中古車を買って心配なら、タンクを開けてニオイを嗅いだりすればいいし、抜きたいならノズルのところの配管を抜いてペットボトルで受けておいて、スイッチを入れればいい。
オイルやガソリンは時間で劣化するので要注意
さらにウォッシャー液以外を見ていこう。オイルは腐るというか酸化する。天ぷら油がだんだんと変なニオイや味になっていくのと同じで、次第に性能が落ちてくる。
だから、まめな交換が必要なわけだ。さらに冷却水はアルコールの一種から作られているので腐らないし、最近ではスーパーLLCというものにシフトしていて、こちらは20万km弱無交換という恐ろしく耐久性があるものだ。
そして腐るのがガソリンだ。ガソリンが腐るというのはピンとこないかもしれないが、バイク乗りの方なら体験したことがあるかもしれない。明確な消費期限というのはないが、半年もすると劣化が始まる。
自らの経験では、1年ぐらい経つとパワーが出なくなってくるし、アイドリングも不安定に。この時点だと、新品のガソリンをタンク半分ぐらい給油してやれば問題はなくなる。
そしてそれ以上だと、だんだんとドロドロになり、悪臭を放つようになる。ホントに強烈で、鼻が曲る感じ。こうなるとタンク内の洗浄だけでなく、エンジン各部もオーバーホールや部品交換が必要になってしまう。クルマを長期保管する場合はタンクから抜けるだけ抜いて、エンジンをかけて、配管などに残っているものをすべて使っておくのがベストだ。
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