アメリカの人気モータースポーツに参戦するモンスターWRX
車重約1300kgの軽量ボディに、最高出力約600馬力の2リッターターボエンジンを搭載。0-100km/h加速は2秒台前半というモンスターマシンが、クラッシュ当たり前の激しいバトルを展開するモータースポーツ「GRC(GLOBAL RALLYCROSS・グローバルラリークロス)」。VW、フォード、ホンダ、スバルが参戦し、アメリカ3大ネットワークのひとつ、NBCのスポーツ部門である「NBCスポーツ」でも放映されるなど、全米で大人気となっている。
WRX STIで参戦しているスバルは、今シーズンからSTI(スバルのモータースポーツ活動やチューニングパーツ、コンプリートカー開発などを行う子会社)が本格的にマシン開発に着手。現在エンジンや足まわりなどを日本で開発中だ。そして開発のためのテストとして、2016年シーズンにクリス・アトキンソン選手がドライブしたマシンを日本に持ち込み、その第一弾となるテストを埼玉の本庄サーキットで実施した。
今回のテストの主な目的は、停止状態からの素早い発進を可能にする「ローンチコントロール」。昨年のチャンピオンであるフォルクスワーゲン(VW)のマシンにスタートで大きく差を付けられる状況となっており、その問題点を改善しようというわけだ。
2017年は表彰台を目標に闘う
ドライバーは昨年、GRC最終戦にスポット参戦した新井敏弘選手。「今まで乗ってきたクルマのなかで一番速い」というマシンだが、ローンチコントロールだけではなく、足まわりの前後バランス、エンジンなど「速くなる要素はまだまだたくさんある」とのこと。今回のテストドライブで新井選手が感じ取った問題点と、STI側が考えていた問題点は一致しており、STIではその問題点を改良すべく、エンジン(スーパーGTのエンジンをベースに、燃焼室形状の変更などを施しているとのこと)や足まわりの大幅改良を行っている最中だという。
とはいえ、世界ラリー選手権(WRC)で培った技術がかなり投入されているのでは……と噂される昨年のチャンピオン・VWはかなりの強敵。GRCのプロジェクトリーダーであるSTIの野村章さんも「何度か表彰台に上がれれば……」と、目標は控えめ。しかし今回、STIがマシン開発に加わったことは、将来的にチャンピオン獲得に向け、大きなステップアップといえる。
ちなみに、2017年シーズンのドライバーは、昨年に引き続いての参戦となるクリス・アトキンソン選手、昨年まではフォードに所属し、優勝経験のあるパトリック・サンデル選手の2名。ただ、3台をエントリーさせるイベントも予定されているとのことなので、ぜひ新井敏弘選手のスポット参戦を期待したい!
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