1996年4月2日から1997年4月1日の間に誕生したクルマ
123万人と言われている2017年度の新成人のみなさん、おめでとうございます。今回はそんな新成人の皆さんと同い年、つまり1996年4月2日~1997年4月1日の間に誕生したクルマたちをいくつかピックアップしてご紹介。新成人と同じ時代を歩んできたクルマを振り返ろう。
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(1)スバル・フォレスター(1997年2月発売)
1995年の第31回東京モーターショーにストリーガ(Streega)という名前で登場し、森に住む人、森を育む人という意味を持つ英語を冠したのがフォレスター。当時はまだクロスオーバーSUVという言葉がなかった時代だったが、オンロードもオフロードも走れて、人も荷物も積めるというフォレスターはとくに北米市場で高い人気を誇った。また、STIが手掛けたスポーツグレードも設定され、SUVながらスポーツカーをカモるほどのポテンシャルを秘めているのも人気のひとつだろう。なお、ポジション的には初代から一貫して「インプレッサ以上、レガシィ未満」をキープし続けている。
あのバスケット界のスターがCMに出演したクルマも成人式
(2)ホンダ・ステップワゴン(1996年5月発売)
今でこそFFレイアウトのミニバンというのはどこのメーカーでも発売しているが、ステップワゴンが登場した当時、ミニバン(当時はワンボックスカーと呼ばれていた)はFRレイアウトが一般的。トヨタのタウンエースノアもしかり、日産のセレナもしかりだった。ちなみにステップワゴンは1995年の東京モーターショーでS-MXと共に登場しており、その時の名前はF-MXであった。現在は5代目となり、それまで2リッターもしくは2.4リッターの自然吸気エンジンというラインアップであったが、一転して1.5リッターターボへとダウンサイジング。低回転域から過給し、2.4リッター並みのトルクを発生させている。また、先ごろ登場したコンプリートカー「Modulo X」はミニバンらしからぬ走りの良さが好評だ。
(3)マツダ・デミオ(1996年8月発売)
バブル期に行った5チャンネル体制の大失敗により経営難に陥っていたマツダを窮地から救ったのが初代デミオだ。コストを抑えるためにレビューのプラットホームを流用しているものの、当時はまだ珍しかったコンパクトワゴンスタイルが受け、マツダ自身も「予想を超える」と認めるほどのヒット作となり、累計販売台数47万台以上(初代のみ)を記録している。当時のコンパクトカーのなかでは群を抜いて広い室内空間とラゲッジスペースをアピールするため、当時の人気プロバスケットボールプレーヤー、スコッティ・ピッペン(身長203cm)をCMに起用していたのを覚えている人も多いのではないだろうか。
余談だが、ピッペンはCM放映期間中に飲酒運転を行ない、CMは打ち切りとなってしまっている。4代目となる現行モデルでは、同クラスの国産コンパクトカーのなかでは唯一ディーゼルエンジンをラインアップし、クラスを超えた質感の高さが人気を集めている。
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