一般的なモデルサイクルを超越したクルマたち
日々、進化を続ける自動車は定期的に改良が行われているが、数年おきにフルモデルチェンジが行われているのはご存じのとおり。日本車の場合はおおよそ5年程度の周期で新型車へと移行するのが一般的であるが、なかにはそのサイクルに当てはまらないロングセラーモデルも存在している。
今回は、現在も販売が続けられているロングセラー車をご紹介したい。
(1)スズキ・ジムニー(1998年デビュー)
軽自動車という枠を超え、クロスカントリー車として高い人気を誇るのがスズキ・ジムニーだ。2014年まではマツダへAZオフロードとしてOEM供給がされていたことを覚えている人も多いだろう。現行モデルは3世代目となるが、ラダーフレームは引き続き採用され、高い走破性を備えている。途中でライトユーザー向けに2WD(FR)でカジュアルな内外装を持つ「J2」などを設定したが、短命に終わっている。
現在は2グレードのみとシンプルなラインアップとなっているが、定期的に特別仕様車が登場するのも恒例となっている。
(2)三菱・デリカD:5(2007年デビュー)
ミニバンのカテゴリーに属しながらも、パジェロ譲りの高いSUV性能も持ち合わせる唯一無二の個性を持つデリカD:5は、先代のデリカスペースギア時代から指名買いの多い車種として知られている。
登場したのは2007年1月だからついにデビュー10周年を迎えているのだ。当初はガソリンエンジンのみのラインアップだったが、2012年にクリーンディーゼル車を追加し、先代スペースギアのディーゼルモデルユーザーからの希望に応える形となっている。なお、他社のミニバンに対抗するため、2WD(FF)に2リッターガソリンエンジンを組み合わせたグレードも存在するが、ほとんど引き合いがないとはディーラーの弁。それほどデリカ=4WDのイメージが定着していると言えるだろう。
(3)日産・GT-R(2007年デビュー)
スカイラインの1グレードだったGT-Rが単独車種として生まれ変わって登場したのが2007年。それ以来、日本が誇るスーパースポーツモデルとして現在まで高い性能を維持し続けている。搭載されるエンジンはデビュー時から一貫してVR38DETT型であるが、デビュー当時の480馬力から現在は600馬力(NISMO)までパワーアップがなされている。それに伴い、777万円~だった価格も996.084万円~と上昇した。
現在ではR34型スカイラインGT-Rよりも安い個体を見つけることもできるR35GT-Rだが、そのポテンシャルは10年が経過した今でも色褪せることはない。
(4)マツダ・ボンゴ(1999年デビュー)
乗用車に比べるとモデルサイクルが長めとなる商用車だが、登場から18年が経過したボンゴは異例の長寿モデルと言えるだろう。
過去には日産へバネットバンとして、三菱にはデリカバンとしてOEM供給がされていたが、現在は日産は自社生産のNV200バネットへフルモデルチェンジ(OEMモデルも一部グレードは継続販売)、三菱はそのNV200バネットのOEM供給を受ける形となっている。2012年にマツダの商用車の自社開発・生産からの撤退が報道されてからも商品改良が続けられており、2016年2月にはそれまで4速だったATを5速に、キーレスエントリーを全グレードで標準装備するなどの変更が行われた。一方で、ダブルタイヤ仕様が廃止されるなど、ラインアップの縮小も行われている。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
スズキの「4.4リッター“V6”搭載モデル」登場! 最高出力350馬力の“最強”仕様! スズキ最大エンジン搭載の「DF350AT」とは
ホンダ「新型最高級ミニバン」登場! 超豪華な「リアシート」がスゴい! 2年ぶり復活でめちゃ快適になった後席の特徴は?
「売約済みって書いといて」ヒロミが700万円超「キャンピングカー」購入! 潔い“買いっぷり”に「すんなり買うかっこよさ」「さすが遊びの達人!」の声
クルマに隠された「謎の鏡」は何のため? “後方確認”には使えない… 気になる「正しい使い方」とは!
4人乗りならドアも4枚あったほうがよくない? 2ドア4シーターのクーペの存在意義とは
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?