「交差点」「路面」「外気温度計」に注意
雪道のなかでも、とくに滑りやすいは橋の上、交差点付近、坂道、日陰。橋は路面側も橋の下も風が吹きっ晒しになるので、他の路面より凍りやすく、その氷が溶けにくい。他の道が大丈夫でも橋の上だけ凍っていることはよくあるので要注意。今回は雪道での3つの注意点をお届けしたい。
「雪道の立ち往生で罰金」報道でスタッドレスにもチェーンが必須という誤解発言
(1)よりリスキーなシチュエーション
交差点付近は、みんなが加速・制動を繰り返し、停車中はエンジンの熱などで雪の表面だけ溶けるので、ミラーバーンになりやすい。坂道は上りも下りも難所になる。上り坂でトラクション不足で止まりそうになるとかなり怖い。あまりノロノロ走らずに、勢いをつけて一気に登ってしまったほうが安全。
下り坂は、意識的に低いギアをセレクトして、エンジンブレーキを有効に使って、車間距離を広くとって走ること。とくに車重が重いSUVなどは、止まりにくいので慎重に。日陰は、雪や氷がいつまでも残っているので、油断しないこと。全体として、車間距離は普段の2倍。停車するときとも、前車にあまり接近せずに止まるのが基本。
(2)雪道の種類
雪道には、新雪、圧雪、シャーベット状、アイスバーン、ミラーバーン、ブラックアイスバーンといった種類がある。このうち、新雪、圧雪、シャーベットは、新品から3年以内で、きちんと山のあるまともなスタッドレスタイヤなら、それほどナーバスにならなくてもOK。厄介なのは、アイスバーン、ミラーバーン、ブラックアイスバーンというコンディション。
アイスバーンは、つるつるテカテカの路面。前記の3種類の路面より、かなり滑るので要注意。ミラーバーンは路面の表面が鏡のように磨かれて光っている状態。これが一番滑りやすく、交差点付近などに多い。
ブラックアイスバーンは、一見、雪や氷ではなく、濡れたアスファルトのように見えるが、じつは凍っているという危険なパターン。雪国で、深夜から明け方に黒く濡れているような路面があったら、ブラックアイスバーンを疑って、より慎重な運転を!
とくに轍の部分が凍りやすいので、アイスバーンかな、と思ったときは、タイヤ1、2本分ラインをずらし、片輪でもタイヤが雪部分に乗るようにすると、制動力やトラクションが向上することがある。
外気温計やライトの使い方でリスクを回避
(3)使える機能はフルに使う
路面が凍結するかどうかは、当然、気温に大きく左右される。したがって、外気温度計がついているクルマは、これを使わない手はない。水は0度で凍り出すが、外気温と路面温度はイコールではないので、外気温度計が+3度以下になったら、凍結に備えること。反対に、マイナス10度以下になると、クルマが通っても表面が溶けにくくなるので、アイスバーンになりにくいという話もあるが、いずれにせよ外気温度は有力な手掛かりになるので、こまめにチェック。外気温度計がないクルマでも、後付けできる製品もある。
また積雪時、視界が悪いときはロービームにして、フォグランプがあるならそれも併用。ハイビームだと雪がライトで乱反射し、むしろ視界が悪くなるからだ。もし、吹雪で前が見えない、ホワイトアウトになりかけたときは、走り続けることを断念し、早めに安全なところに避難すること。
最後にブレーキ。雪道で一番怖いのはブレーキが効かなくなること。なので、滑りそうな路面が出てきたら、周囲の安全を確認したうえで、ちょっとブレーキを強めに踏んで(30km/h程度の低速で)、その条件下でどのぐらいでABSが作動するかチェックしておくと安心だ。
そして、最悪、スリップしてクルマのコントロールが効かなくなってしまったときは、とにかくフルブレーキ。どこかにぶつかるその瞬間まで、ブレーキを床まで踏み続け、場合によってはサイドブレーキも併用する。運動エネルギーは速度の二乗に比例するので、ほんの少しでも速度が落ちれば、それだけダメージが軽くなるからだ。これは雨天でスピンしたときなどでも同じなので、ぜひとも覚えておいてほしい。
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