かつてはオリジナル車を生産する自動車メーカーだった
マツダ・ロードスターの兄弟車といえる「アバルト124スパイダー」、フィアット500のハイチューン仕様といえる「アバルト500/595/695」シリーズをラインアップするABARTH(アバルト)は、フィアット車のスポーティブランドという位置づけだが、かつては自動車メーカーだった。
【日本初公開】アバルト124スパイダーは170馬力の1.4リッターターボ搭載
創業者であるカルロ・アバルトによって1949年に設立された「アバルト&C.」社は、もともとオリジナルモデルを生産する自動車メーカーだった(とはいえ、エンジンはフィアットから供給を受けていた)。
そのエンブレムは、カルロ・アバルトの誕生月の星座にちなんだサソリが描かれたもの。主にフィアット系量産車をベースとしたチューニングカーやコンプリートカーのビジネスで成功した1960年代に、サソリのエンブレムへの憧れは高まったと言われている。
しかし、チューニング技術やコンプリートカーへの高い評価と裏はらにモータースポーツへの傾倒はビジネスの危機を呼び、1971年にはフィアットに吸収されてしまう。意外にも、独立した自動車メーカーとしては20年余りの歴史しかないのである。
以後、フィアットのモータースポーツやハイパフォーマンスモデルに「ABARTH」の名前を残してきたが、1980年代に会社組織としての「アバルト&C.」は消滅してしまう。
その「アバルト&C.」が復活したのは2007年。日本の上陸したのは2009年、フィアット500をベースにエンジンやサスペンション、ブレーキなどを強化したアバルト500の導入によって、サソリ・エンブレムは再び輝きを取り戻したのであった。
124スパイダーにしても、海外ではフィアット124スパイダーとして売られている地域もある。つまり、「アバルト」の名を冠しているということはハイチューンバージョンであり、日本のユーザーにスポーツカーとして提供したいという思いの現れだ。(文:山本晋也)
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
四国と関西をつなぐ「紀淡海峡大橋」はいつできる? 新たな本四連絡橋で関西圏に環状道路網の誕生なるか。
ホンダ 新型「プレリュード」まもなく復活!? 次期型“流麗クーペ”は「デートカー」それとも「スポーツカー」? 歴代初の「タイプR」登場はあるのか
プリウス後席ドアに13万台のリコール! 暫定的に手動開閉に! ところでプリウス後席ドアって手動でどう開けるの?
ホンダのスゴい「新型軽バン」発売延期! 「100万円台」なるか 斬新「前後2人乗り」で注目も! 6月に価格発表、どんな声集まる?
ゴツすぎる新型「“軽”SUV」実車公開! ワイド化&オシャグレーがカッコイイ! まるで装甲車なスズキ「ハスラー」に反響も
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?