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ボンネット開けたことありますか? 最新のクルマでも最低限行うべき日常点検

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ボンネット開けたことありますか? 最新のクルマでも最低限行うべき日常点検

耐久性は進化しても最低限の点検は必須!

クルマの進化というのは、パワーや燃費、排ガスなどのクリーンさなどだけではない。耐久性というのも飛躍的に伸びた。以前であれば10年/10万kmが廃車の目安だったりしたが、最近では20年/20万kmも難しくはないだろう。

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耐久性の向上に伴って、いわゆるメンテナンスフリー化が進んでいるのだが、なにもしなくていいかというとそうでもない。長く乗りたいなら日頃から点検をしてやりたい。

点検には車検時に行なう24カ月点検や1年毎の12カ月点検があるが、メンテナンスフリー化に伴って6カ月点検は法律的には現在廃止されている。

しかし、意外に思うかもしれないが、日常点検の実施はユーザーの義務として現在もある。具体的には15項目あるのだが、すべて見るといってもよくわからない項目ある。と、思ったりするのだが、そのほとんどは正常に走っていればクリアという項目がほとんどだ。違和感あれば、不具合としてプロに見せればいい。

では、それ以外でどこを見ておけばいいのかを紹介しよう。

突然のトラブルを防ぐためにココだけはチェック

これはズバリ、「メンテナンスフリー化が進む現在でも劣化が進むところ」と「液体モノ」だ。 前者の具体的なところとしてはタイヤ/バッテリー/ランプ類。

後者については、オイル/冷却水/ウインドウウォッシャーなどで、漏れが発生していなくても蒸発したり、使用することで少しずつ減っていくので、これらを重点的に見る。

オイルは汚れも見ておくといいだろう。ただ現在のオイル交換の基本は見た目ではなく、距離と時間を基準にするのが常識。汚れていたら即交換ではないので注意。そもそもオイルはそこそこの汚れでも真っ黒に見えてしまうものなので、1万km/1年毎(ここ10年ぐらいのモデル)という区切りで交換すればいい。

とりあえずは、ボンネットを1カ月に1回でいいから開けるクセをつけ、タイヤを中心に注視しながら、クルマのまわりを1周するようにする。これだけでも不具合発見という点では効果はまったく違う。それ以外の部分は見てもわからないし、走り出しのときにクルマの状態に注意を払ってやればいい。

ちなみに以前は運行前点検として、道路運送車両法で乗る前の実施が義務づけられていたが、さすがにそれは非現実的ということで、平成7年からは必要と判断された時期に行なうという指示に変更。呼び名も「日常点検」が使われるようになった。いずれにしてもなにもしないのはナシだし、クルマもかわいそうだ。

(文:近藤暁史)

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