マツダは、自動車設計において“視界性能”を大切にしているという。視界性能というのはあまり馴染みのない言葉だが、どういうことかというと、さまざまなシチュエーションで良好な視界を実現すること、ということらしい。視界性能について詳しくはマツダのホームページで紹介されているが、ざっとその内容を紹介しよう。
マツダでは視界性能を3つの分野に分け、それぞれに最適な設計を心がけているという。それは「パノラマ視認性」「連続視認性」「夜間視認性」の3つ。こうした考えはすでに実用化もされていて、「CX-5」(2012年2月発売)以降に登場したモデルに積極的に取り入れられているという。
まず最初に、“パノラマ視認性”は、フロントウインドウの範囲内でワイドな視界を確保するというもの。これにより、たとえば交差点で横断歩道を渡る歩行者を発見しやすくする。具体的にはAピラーをなるべく後方にずらしつつ、ドアミラー位置の最適化も図られている。
2つめの“連続視認性”は、クルマや対象物が動いている状態で視認性を確保するというもの。停止状態だけでなく、動いている状態でも交差点にいる小さな子供の発見や、コーナーの先の状況を確認しやすくするために、フロントウインドウおよびサイドウインドウの形状の工夫や、Aピラーとドアミラーの間に一定の空間を確保することで視認性を高めているという。
3つめの“夜間視認性”は、パノラマ視認性と連続視認性の夜間走行における適用のこと。これは装備の手を借りて実現するもので、ワイドな範囲への照射を可能にするALH(アダプティブ・LED・ヘッドライト)や、カーブなどで進行方向にヘッドライトを照射するAFS(アダプティブ・フロントライティング・システム)といった運転補助機能の採用(モデルによる)により、夜間走行時の視認性の低下を最小限に抑えている。
マツダによると、この3つの視認性は、人間中心の視界性能の考え方から生まれたという。近年マツダは運転ポジションにもこだわり、ドライバーがより自然に運転でき、また操作の楽しさを感じられるレイアウトを追求している。視認性も運転ポジションと密接に関係するものであり、こうした性能の追求は、“人馬一体”の操作感や安全なクルマを目指そうとするマツダの姿勢の表れといえるかもしれない。
マツダ車に試乗する機会があれば、実際の視覚性能がどんなものか試してみるのも面白いかもしれない。
マツダ公式ホームページ内「視覚性能」の紹介記事
http://www.mazda.co.jp/beadriver/cockpit/thought/view/01/
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