自動車コレクター向けのオークション RM Sotheby'sは、11月18日に厳選したモデル30台を出品するコレクター向けのオークションをマンハッタンで実施すると発表した。今回のオークションで最大の注目モデルは、2006年「ランボルギーニ ガヤルド コンセプトS」。世界に1台しかない走行可能なコンセプトカーだ。
RM Sotheby'sが実施するオークションは、コレクターズアイテムとなるような極上車のみを出品するもの。クルマの程度のみならず、背景や履歴までもが商品価値となるようなクルマを取り扱う。
今回のガヤルド コンセプトSは、メーカーが製作したコンセプトカーそのもので、シャシー番号は001番となる。2005年のジュネーブショーで“究極のガヤルドスパイダー”としてデザインスタディが発表された後、米モンテレーで開催されるコンコルソ・イタリアーノで自走可能なモデルが出品された。そのときにウインドスクリーンがジュネーブモデルよりさらに小型化され、車体にも手が加えられていた。
コンセプトSは当初は台数限定で発売される予定だったが、生産には膨大な手間やコストがかかることから見送られた。走行可能なモデルはこの1台しかなく、しかもワンオーナーで走行距離は180kmと少ない。これは初期テストとコンクールデレガンス等での移動程度しか走行していないためという。
この世界にだった1台のランボルギーニ ガヤルド コンセプトS。予想落札価格は240万ドル-300万ドル(2億9300万円から3億6600万円)とされる。
画像:Darin Schnabel @2015 courtesy RM Sotheby's
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