電気自動車とハイブリッド車の特徴を併せ持つプラグインハイブリッド車(PHV)が、高級車ブランドにも浸透してきている。アウディはこの夏にCセグメントの中型ハッチバック「A3スポーツバック」のプラグインハイブリッド車「A3スポーツバック e-tron」の生産を開始し、このたび当初30台だった1日あたりの生産規模を50台にまで拡大すると明らかにした。
A3スポーツバック e-tronは、アウディブランド初となるプラグインハイブリッド車。e-tronの生産ラインは標準モデルと共通で、ドイツのインドルスタッド工場でつくられる。
A3スポーツバック e-tronは、1.4TFSI(直噴ガソリンターボ)にモーターを組み合わせたシステム最高出力204hpのパワーユニットで走行する。最長50kmまでEV走行が可能で、NEDC(新欧州運転サイクル)モードでの燃費は1.5L/100km(66.67km/L)と公表される。1度の給油での走行可能距離は最長890kmと実用性の高さもセリングポイントとなっている。
現在トヨタ、三菱、ホンダをはじめ、海外でもメルセデス、BMW、アウディなどの高級車ブランドもPHVをラインアップ。さらにフォルクスワーゲンやボルボもすでにPHVを発表しており、今後その数はさらに増えていきそうだ。
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