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EVラリー 乗鞍スカイラインを走ったぞ~~編集長高橋 明談 day2

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EVラリー 乗鞍スカイラインを走ったぞ~~編集長高橋 明談 day2

2016EVラリー乗鞍スカイラインを走ったぞ~~Day1は横浜の拙宅から長野県白馬村までの下みち(シタ道かなぁ?)道中と、白馬47スキー場での初日ゴールの様子をレポートした。こうした連載ものは、回を追うごとに読者は離れていくのが常で、データが分かるWebでは残酷であり、また寂しい思いもする。筆力のなさを嘆くばかり。。。気を取り直して「最後まで付き合って良かった」と言ってもらえることを願い、Day2をレポートします。ちなみに、最終回はDay3となりまする。

◆Day2

ラリー2日目は朝8時に集合。生憎の小雨模様で、雲が低く垂れ込めている。白馬の山麓にうっすらと白い雲がかかり、田んぼには緑鮮やかな稲が生育している景色は「ザ・日本」だった。日ごろ、コンクリートの建物に囲まれて生活するタカハシには、この小雨すら歓迎する原風景と感じる。

EVラリー2日目のタスクは午後2時までに奥飛騨温泉郷に到着すること。それと、全体イベントのひとつとして白馬村の村内をEV、PHEVの全車でパレードランをするというタスク。まずは朝のおつとめパレードランから。

沿道で小旗を振る子供たち・・・なわけもなく、農道、県道、国道を静かに走る。

会場の白馬47スキー場周辺は、ガスがかかり視界は悪いが、これだけの台数が居てもCO2ゼロ、エンジン音もしないので、静かなものだ。中にはPHEVが参加しているので、ごくわずかのCO2とエンジン音はあるものの、これまでのクルマに対する常識とは違う。

朝のおつとめが終了すると、再び自由行動で次のタスクを目指す。「奥飛騨温泉郷に勝手に集まれ!」なのだ。午後2時までに奥飛騨に着けばいいので、まだだいぶ時間はある。そこで、最初に立ち寄ったのは朝風呂だった。

「せっかく白馬に来たのだから温泉に」

白馬には外湯がいくつかあるので、探してみると「八方の湯」というのが分かりやすい場所にあった。BMWi3で向かってみると駐車場はすでに満車。しかも何十台も止められる大きな駐車場なのにだ。

せっかく日本の原風景を愉しみながら、小雨の露天風呂など粋なことを思いついたのだが、「こりゃ、風情もあったもんじゃない。せっかくの雨降りなので、雨の露天風呂も気持ちいい」って考える人は意外にも多いのかもしれない。それとも連休で来たからには温泉三昧するぞ!入らなきゃ損、という意気込みの表れなのか。

仕方ないので、昔の記憶をたどって和田野の森の奥にある、白馬雪渓に向かう途中の露天風呂「おびなたの湯」を目指した。途中「倉下の湯」も覗いてみたが、こちらも駐車場が混雑していたので、あきらめた。

おびなたの湯は携帯の電波が届かない「圏外」エリアなので、スマホでの地図案内やSNSでの拡散できないので、お客は少ないと予測。

狙いはドンピシャで、4、5人はいたものの20人でも入れる広さがある露天風呂だから、全く問題ない。入湯料600円を払い、のんびり雨に打たれながら、とろみのある温泉に浸かり、湯船からの出入りを繰り返していたら、誰もいなくなった。

長さ5mくらいある三日月型の自然石を使った浴槽が独り占め、という思わぬご褒美をもらい、白馬の温泉を楽しんだ。湯船で大の字になって浮かんでもみた。

じつは、この日、イベント主催者から、裏タスクも用意されていた。

「白馬から奥飛騨に来る間、以下のタスクを実行せよ」というもので、10個ほどリストがあり、その中のひとつだけでいいのでタスクをクリアしてくる、というものだ。道中を楽しませる余興的な愛情たっぷりのアイディア。

そこで、立ち寄ったのは「道の駅 白馬」。ここにはお堂があって、「十三仏」という13体の仏像が安置されている。そのうちの「5体の仏像の名前を書き留めてくる」というタスクがあったので、覗いてみた。

説明書きによれば、亡くなった人の供養が初七日から始まり、三十三回忌に至るまで十三の回忌があり、その度ごとに違った仏様を供養することによって、故人が成仏できるという信仰に基づいたものということだ。

無事、仏像の名称を書き留め、白馬を後にした。いよいよ目指すは安房峠を越えた先の奥飛騨温泉郷。

松本から国道158号で高山を目指す。途中上高地への入り口付近ではマイカーの乗り入れができないので、バスに乗り換える登山客、観光客でごった返す。その喧噪を横目に、BMWi3はひとりで安房峠を目指す。

「村の駅 アルプスの郷」という道の駅みたいな看板があり、立ち寄る。道の駅はたぶん、自治体が管理していると思われるが、この「村の駅」はどうなんだろう。施設の構成は道の駅とそっくりで、食堂、地元の農産物やお土産品などが並ぶ。

ちょうど、お昼になったので村の駅の食堂で「豆腐蒸しセット」950円を注文。これがなかなかおいしい。

メニューには「安くて美味しくボリュームたっぷりでヘルシー」と謳っているが、その通りだった。アルプスを源流とする清流で育った野菜は美味しいというアピールだ。侮れないぞ、村の駅。

ふたたび、上高地への玄関口にひとりで向かう。途中、梓湖というダムで自撮り写真にトライ。連載をお願いしている吉田由美様のようにはいかない。素材の問題が大きいし、おじさんの顔がドアップの写真は見苦しい。

安房トンネルはETCが使える有料道路。料金不明。。。トンネルを抜けるとそこはもう奥飛騨温泉郷だ。ラリーの集合場所である「五色ケ原入山口」というポイントを目指した。

奥飛騨温泉郷の中心地、平湯のメインとなる駐車場には、観光バスの発着所も兼ねた大きな駐車場とお土産物屋が並ぶ。急速充電器もあったので、20分ほど充電してみた。この頃になるとすっかりEVユーザーの心理状態になっている。「残り100km」の表示は安心の数字。ガソリン車だと「Emptyランプ」が点灯を始める距離なのに、余裕綽々。

夕方の5時から山のガイドさんの話があり、「明日の乗鞍スカイラインを走る前に知っておくといい情報」を拝聴。会場には高山市のゆるキャラとおねいさんが歓迎のダンスを披露してくれたが、ゆるキャラの名前を忘れてしまった。

三々五々、それぞれの宿に散らばったEVラリー参加者たちは、奥飛騨の温泉を堪能したと思う。タカハシはほかの取材チームやゲストのジャーナリストたちが宿泊する宿に泊まる。朴木スキー場という場所のスキー宿だが、ビジネスホテルのように、ベッドとユニットバスがある。そして温泉もあるので、夏のスキー場を目の前にして、露天風呂を愉しんだ。

夏の夕方、明るい時間の露天風呂は気持ちい。昼間のビールと露天風呂は最高と言うが本当に気持ちいい。宿の露天風呂は緑で青々としたスキー場に面している。切り開かれた夏のスキー場に人影はない。であれば当然、腰に手をあて仁王立ちである。。。

夜は、知り合いの編集者やジャーナリストと部屋呑みをして酩酊した。


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