トヨタ ラクティス 「ニーズに合えば 最高のパートナー」のユーザーレビュー

N1CK_JP N1CK_JPさん

トヨタ ラクティス

グレード:G_4WD(CVT_1.5) 2013年式

乗車形式:マイカー

評価

3

走行性能
-
乗り心地
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燃費
-
デザイン
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積載性
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価格
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ニーズに合えば 最高のパートナー

2016.8.25

総評
総じて、無難であるが、少し今風なデザインのほうが良い、トヨタブランドの安心感が良いという人には良い車だと言える。
しかし、他社のコンパクトと比較すると、他社のほうが安く、燃費も良く、積載量も同等またはそれ以上といった感じであり、トヨタの中で選ぶ必要のない人にはおすすめできない。

冬の北海道で使用している私からすると、4WDの性能は過去のパートタイム4WDのそれより信頼性が向上しており、リフトアップをすればロシアの雪道をも走破できるのではないか、と思ってしまうほど安心感がある。

全体的には「もっさり」したフィーリングであるが、社外のチューニングパーツ等を組むなどをする若い人であれば、Vitzと姉妹車である点を考慮してVitz RSのような楽しい車に変わるのではないかと思う(個人の意見)。

ニーズに合った使い方をする人にとっては、最良のパートナーになる、そういう車だと思う。

(※所有歴:2013.5~)
満足している点
顔のデザインが、レトロ+フューチャーな感じがして愛嬌がある感じがする。
装備も充実していて、満足している。
不満な点
不満な点のほうが多くなってしまうのが人の性であるが、とにかく乗っていて楽しいと思わせてくれる車ではない。
無難に、家族の送迎に、両親の介護に、レジャーに行く学生に、狭いターゲットには満足できる車、それ以上でもそれ以下でもない。

この車特有の不満点としてあげるとすれば、
・シングルワイパーは高速道の雨雪には追い付かないことがあり、いつかワイパーが飛んでいってしまうのではないか?と不安になる。
・燃費はイマドキではない(トヨタ特有の前期型は不具合があり、後期型になるにつれ改善される、という法則通り、後期型は良くなっていると思われる。)
・最近の車全般に言えるのだが、塗装が薄く、コーティング(ペイントシーラントなど)をしていない状態ではボディーが鏡のように反射することはない。
・先代はATであったギアが、CVTになったことで、CVT特有の低速域でのショックがある。アイスバーンなどの路面では小さなショックから滑りだす危険がある為、運転時に気を使う事が多い。
・4WDグレードに限って言えば、冬の性能は申し分ないが、Gグレード2WDで標準のクルーズコントロールスイッチはなぜ省いているのか理解に苦しむ(技術的にエンジンに良くない可能性があるが、ハンドルまでは配線が来ており、スイッチレバーを繋げさえすればすぐに機能する)点である。
・タイヤサイズがトヨタ特有のマイナーなサイズ。
・前方左側面、後方視界が見づらい。車両感覚がとてもつかみにくいコンパクトはこの車特有?
・リアが切り詰めた感のあるバンパーデザインは、先代と比べると手抜き感がある。
・積載量は先代までより劣る。
・先代で標準装備であった安全装備(サイドエアバッグ、横滑り防止装置等)が標準装備ではなくなっていた。
・OEM版スバル トレジアにはステアリングテレスコピック機構が付いているが、トヨタ版にはない為、他レビューでも書かれているが、ドライビングポジションがしっくりこない。
デザイン

-

走行性能

-

総じてもっさりしている。
CVT特有の癖とエコ寄りのコンピュータで、ゆったりドライブするには良いかもしれない(?)。
キビキビアクセルを吹かして乗る人には向かない、車のフィーリングを重視しない人向き。

4WDの特筆すべき点としては、ヴァンガードなどで使われているアクティブトルクコントロール4WDである点。住んでいる地域が北海道ということもあって、4WDの性能を使う機会が多く、前車は豪雪でロードサービスを呼ぶことが毎年のようにあったが、この車にしてからは多少の豪雪(例えると膝辺りまで積もった柔らかい雪など)でも、スタックせずに安全に進むことが出来るようになった(そういう雪道を攻める車ではないのだが、どうしても通らなければならない除雪の行き届いていない場所でも走破できたりする、という経験談程度に)のはとてもありがたい。
この車にして以来、ロードサービスを呼ぶことがなくなった。

高速道では1500ccのエンジンにしては、良く走ると思われる。ただ、加速に期待はしてはいけない。CM通り、少人数ファミリー向けコンパクトカーである。

また、背の高さが災いしてか、高速乗り口でのロールが発生しやすく、しっかり減速しなければならない。
乗り心地

-

乗り心地に関しては、最近の車らしいヨーロッパ志向な少し固めな足回り。ピョンピョン跳ねるわけではないが、昔のセダンのような柔らかなフィーリングではない。納車後半月で社外サスペンションに変えた為、参考程度に。

静粛性はトヨタらしい、しっかりと遮音された空間は、音楽を大きめに流していても外にさほど漏れない点は、コンパクトカークラスの中では特筆すべき点かと思う。
ロードノイズは装着するタイヤ、ホイールに左右されるが、総じてうるさくはない。もっとうるさい車は多数存在する。
ドアの開閉に関しては、薄い鉄板のような音がするので、期待しないように。また、窓もビビリ音がすることが多々ある。
積載性

-

コンパクトクラスの中でも、海外ではショートミニバンなどと呼ばれたりするサイズで、コンパクトカー特有の荷物が積めない車、というイメージを払拭する容量がある。

簡易的なレジャーからゴルフ、小さなソファーまで詰める容量は同社コンパクトクラスの中ではポルテ/スペイドに次ぐ積載性があるのではないだろうか。

しかしながら、初代ラクティス、さらにその先代にあたるファンカーゴから比較すると、デザインや空力性能を重視した為か、自転車などは積めなくなってしまった。
学生のお子さんがいる家庭では何気に重宝した車であっただけに、少し残念に思う。

コンソールボックスはオプションで、標準はドリンクホルダーが4つ+左右4枚のドアに1つずつ付いている。そんなにドリンクを入れるのか?と疑問に思う。
グローブボックスは上下に収納スペースがあり、下段は取扱説明書や車検証などを入れるとあと少し平たいものが入るかな、程度。奥行きは狭い。上段には背の低めのティッシュボックス、CDなどを収納でき、スイッチカバーがついているので、USBやAUXの付いたスイッチカバーにすると、その中にポータブルオーディオプレイヤ等を繋いだまま収納できる。
燃費

-

CMでの「イマドキ家族にラクティス」のキャッチフレーズからは程遠く、"イマドキ"らしくない燃費性能。
近年、燃費偽装問題などがあるが、この車もそれに近いほど、燃費が良くない。これなら他社のミニバンに匹敵する燃費ではないだろうか?と疑問に思う時もある。

4WDであること、エンジン形式が1NZ-FEであることを踏まえると、同社bBの4WDと同じ様な感じともいえるが、燃費を犠牲に走行フィーリングが良いというわけでもない(エコ寄りのエンジンコンピュータ)ので、なかなか燃費を気にする人には向かない車であるのは確かである。
価格

-

故障経験
現在のところ、故障なし。
サービスリコールの対象になった箇所として、エンジンに亀裂が入る恐れがある(実際に亀裂があってオイルが滲んでいた)為、納車2年目にして無償修理ということになった。

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