2008年7月
■2008年7月
三菱の小型~ミドルセダンを統合する形で2007年8月に登場したモデル。新たにフォルティスというサブネームが付けられた。世界中で販売するために開発されたモデルで、安全性、環境性能、快適性などを高い次元でバランスさせたグローバル基準セダンとして開発が進められた。外観デザインは逆スラントのフロントノーズが三菱のセダンの伝統を受け継ぎ、大きな台形グリルが三菱車の新しいアイデンティティーを主張するものとなった。パッケージングは全長を切り詰めながらも有効室内長を拡大し、全幅を拡大しながらも最小回転半径を5mに抑えるなど、合理性の高いものとされた。インテリアは比較的オーソドックスながら大きくラウンドしたインパネが広さ感を感じさせている。当初の搭載エンジンは131kW(154ps)/198N・m(20.2kg-m)のパワー&トルクを発生する直列4気筒2.0LのDOHC・MIVEC仕様のみで、INVECS-Ⅲの6速スポーツモード付きCVTと組み合わされる。一部グレードには5速MT車の設定もある。FFが基本でフルタイム4WD車も設定される。安全装備は横滑り防止装置がFF車にオプション設定。SRSサイド&カーテンエアバッグはオプションだが、運転席SRSニーエアバッグが標準で装備される。快適装備は上級グレードにカーナビが標準装備。2008年7月には内外装の仕様を変更するとともに、2.0リッターのDOHCターボ仕様エンジンを搭載したラリーアートを追加した。過激なランエボXに比べ、日常での使い勝手を重視した仕様だ。