スーパーGTのBRZと86は兄弟車なのに、なんで86のほうが出走台数が多いのですか？

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同じJAF-GT車両ですが、BRZはワンオフで作られた車両でプリウスと同様現在のSUPER GTではメーカー系チームではないと資金的に厳しいところがあります。

一方86の方はMC(マザーシャーシ)といって共通のシャーシに市販車のガワを被せた車両になります。 なので許可さえ得られれば86でなくてもOKで、同じマザーシャーシを使用したロータス・エヴォーラも走っています。

FIA-GTのように5千万円前後で買ってすぐにでもそれなりに走らせられる車両とは違い、MCはGTAが「日本の古き良きモノ作りを復活させよう」というコンセプトで開発したものです。 参戦開始直後は遅いし、トラブルも多い印象でしたが、JAF-GTは改造範囲が大きいこともあり、各チームが独自に、またある時は協力しながら熟成が進み現在は戦闘力の高いクルマになってきています。 特に色んなアイデアを盛り込み、それを隠すことなく他チームにも提供している＃25土屋エンジニアリングの功績は非常に大きいと思います。

話を元に戻しますと、BRZは大金を投資して作成されたワンオフ車両であるのに対し、86はマザーシャシーを使用して作られている車両で価格はFIA-GTの安い部類の車両と同等程度(5千万円)となっていること、いかにクルマを壊れず速くするかといった苦労は多いが面白味のある車両なので使用するチームが多いのではないでしょうか。