2003年12月
■2003年12月
ロゴの後継モデルとして2001年6月に発売されたフィットは、そのパッケージングの良さや経済性で大ヒットモデルとなり、2001-2002年日本カー・オブ・ザ・イヤーを 受賞した。“グローバル・スモールプラットフォーム”と名付けられた新しいプラットフォームを採用し、燃料タンクを車体中央に配したセンタータンクレイアウトとした。同時に衝突安全性能の向上とフロントショートノーズ化、前後サスペンションのコンパクト化などにより、低床でゆとりのある室内スペースを確保している。インテリアはドライバー中心にスポーツ&パーソナルを追求。クラスを超えた高品質感を求めたほか、メタリックパネルやアルミ調独立3眼式メーターなど、スポーティな雰囲気も演出している。また、遮音性を高めるドアの完全二重シールや、各種収納スペースなどにより、静粛で使いやすい室内空間とした。多彩なシートアレンジも特徴で、簡単な操作によって4つのモードを可能にした“ウルトラシート”を採用。リアシートはヘッドレストを外すことなく6:4分割での収納が可能だ。エンジンは1.3リッター/1.5リッターのいずれも直列4気筒SOHC。全タイプが「平成22年度燃費基準+5%レベル」を達成するとともに、平成17年排出ガス規制に適合している。トランスミッションは無段変速のマルチマ チックSと、グレード応じて5速マニュアルの選択も可能だ。駆動方式はFFとデュアルポンプ式フルタイム4WDが設定されている。2004年6月にはマイナーチェンジが実施され、内外装の変更や装備の充実のほか、ボディカラーも新色4色を含む全12色へと変更されている。