2010年10月
■2011年10月
フォードの伝統的なスポーツカーであるマスタングが久々の復活を遂げ、2006年9月から改めて発売された。1964年の初代モデル以来、大胆なデザインやパワフルなエンジンによる豪快なドライビングダイナミクスで人気を集めてきた。今回はマスタングならではの伝統を受け継ぎながら、最新の基本メカニズムを採用することで、より速く、より安全で、より機敏なクルマとして生まれ変わった。外観デザインもマスタングのアイデンティティーを受け継ぐもので、一目でそれと分かるロングノーズ、ショートデッキのデザイン。ボディタイプはクーペとコンバーチブルが用意される。ロングホイールベースが功を奏して後席にも大人が乗れるだけの広さが確保され、乗車定員は4名となる。125色から選択可能なバックライトを備えるなど、インテリアには斬新な仕様が用意されている。搭載エンジンは2010年10月の改良で変更され、V型6気筒3.7リッターDOHCとV型8気筒5.0リッターDOHCの2機種になった。同時にATも6速ATに変更された。V8エンジンは大幅に軽量化されたオールアルミ製で307kW(418ps)のパワーを発生する。V6エンジンも227kW(309ps)の余裕のパワーだ。前輪がストラット式、後輪が3リンクコイル式で、駆動方式はFR。V8エンジンには19インチ、V6エンジンは18インチタイヤが装着される。2009年1月にはアンビエントライトを追加し、11月には内外装のデザインに大きく手を加えると同時に、走りの性能を進化させた。2010年10月にはパワートレーンを一新して大幅な性能アップを図ると同時に、シャシー性能を向上させるなどの改良を行った。