2015年6月
■2015年6月
プジョー・シトロエン・ジャポンは、DSブランドの中核モデルである4ドアクーペのDS4に、新しいパワートレーンを搭載して2015年6月6日に発売した。
新たに搭載されたエンジンは改良を受けた直列4気筒1.6リッターの直噴ターボ仕様で、従来のシックの6速AT車に搭載されていたエンジンに対し、ヨーロッパの新しい排気ガス基準であるユーロ6に対応させるとともに、動力性能を120kW(162ps)/240N・mから121kW(165ps)/240N・mに向上させている。トルクの数字は変わらないが発生する回転数域が幅広くなっている。
組み合わされるトランスミッションは電子制御6速ATであるのは変わらないが、最新世代に進化した仕様とされている。全体的にギア比をハイギアード化し、最終減速比を見直したのに加え、ロックアップ領域を拡大したことなどによって燃費の向上につなげている。またマニュアルモード時の変速時間を短くしてよりスポーティな走りを実現した。
改良を受けた新エンジンと新トランスミッションに加え、ストップ&スタート機構(アイドリングストップ機構)を採用することで、JC08モード燃費は11.3km/Lから14.9km/Lへと32%も向上している。
今回の改良に合わせ、シックの6EGS仕様車とスポーツシック(6速MT)は生産が中止され、DS4のグレードはシックとシック・キセノンパッケージの2グレードになった。キセノンパッケージにはキセノンヘッドライト、18インチアロイホイール、スマートキー&エンジンスタートボタン、アルミペダルが追加されている。