2015年4月
■2015年4月
BMWはコンパクトなオープンモデルとして2シリーズカブリオレを2015年4月11日に発売した。
2シリーズカブリオレはこれまでの1シリーズカブリオレの後継モデルとなるもので、取り回しに優れたコンパクトなボディにスポーティなプロポーションを融合させたスタイリングを特徴とする。電動ソフトトップを閉めた状態で335Lの容量があるクラス最大のラゲッジ・ルームや十分な居住空間が確保された後席など、日常的な使い勝手にも配慮した4シーター・オープン・モデルである。
ドライビング・ダイナミクスは、セグメントで唯一の後輪駆動の車両レイアウトや、50:50に近いほぼ前後均等の重量配分により、スポーティで俊敏なハンドリング性能を実現する。走行中でも時速50km/h以下であれば、ボタン操作一つでわずか20秒で開閉可能な電動ソフトトップを備え、ルーフを開ければ爽快なオープンエア・ドライビングが楽しめる。
インテリアは複数のラインやサーフェスを重ねて空間を分割するレイヤリングにより、空間の広がりを強調するとともに、モダンでスタイリッシュが演出されている。ドライバーに向けて角度をつけたセンターコンソールを始め、各種の操作系がドライバーの手の届く範囲に配置されたドライバー・オリエンテッドなコックピットが作られている。
iDriveのナビゲーションシステムを標準装備し、視認性に優れた8インチの高解像度ディスプレイのほか、指による文字入力や、地図の拡大/縮小が可能なタッチ・パッド付きiDriveコントローラーを採用した。
搭載エンジンは直列4気筒2.0リッターのツインスクロール・ターボ仕様で、高精度な直噴システム、バルブトロニックなどの採用で、パワーと高い環境性能を両立する。最高出力135kW(184ps)、最大トルク270N・m(27.5kgm)の実力である。
エンジン本体の高い環境性能に加え、セグメント唯一の高効率な8速スポーツATを組み合わせ、無駄な燃料消費を抑制するエンジン・オート・スタート/ストップ機能や燃費の良い走りをサポートするECO PROモード、空気抵抗の低減に貢献するエア・カーテンなどにより、クリーンでパワフルなクルマに仕上げている。
安全装備は歩行者検知機能付きの衝突回避・被害軽減ブレーキ、車載の通信モジュールを利用して乗員の安全と車両の状態を見守るBMW SOSコールなどが標準となる。
グレードは220iカブリオレスポーツ、220iカブリオレラグジュアリー、220iカブリオレMスポーツの3グレードが設定されている。
同年7月1日には価格改定を行った。