2008年2月
■2008年2月
BMWブランドの中で新しいエントリーモデルとして登場したのが1シリーズ。プレミアム・コンパクトのセグメントに投入した世界戦略車だ。特徴はこのクラスで唯一のFR駆動を採用し、走りの性能と快適性を両立させるために、新開発の5リンク・リア・サスペンションを採用したこと。ほぼ50:50となる前後均等の重量配分と合わせ、スポーティで上質な乗り心地を実現した。外観は丸形4灯式ヘッドライトやキドニーグリルなど、伝統のスタイルを継承する。インテリアはセンター・コンソールを運転席側に傾けたデザインが採用されている。ダッシュボード上のエンジン・スタート・ボタンは、無線式キーと合わせて操作する仕組み。このキーはドライバーが自身のキーでロック解除すると、電動シート、電動ドア、ミラー、エアコン、オーディオなどがキーの持ち主の設定に調節される。各種エアバッグに加え、車両安定性制御システムのDSCなど、充実した安全装備も魅力。2005年10月には直列6気筒エンジンを搭載した130i Mスポーツが追加設定され、2006年4月にはパドルシフト付きのAT車も追加された。2007年5月には前後のデザインに変更を加えるとともに、装備を大幅に充実化して商品力を高めた。2008年2月には直列6気筒3.0リッターの直噴パラレルツインターボエンジンを搭載するクーペボディの135iクーペを追加設定し、3月には4気筒2.0リッターエンジンを搭載し、電動開閉式のソフトトップを持つカブリオレを追加した。