現在位置:carview! > 誰か教えて! 中古車はどうやってできているの?

ここから本文です

誰か教えて! 中古車はどうやってできているの?元ディーラー勤務のcarview!社内OLその1が語る「中古車ができるまで」

街道沿いに並ぶ自動車ディーラーや専門店に並ぶ色とりどりの中古車。あれはどこからやってきて、どんな風に出来上がっていくのだろうか?なんてことをぼんやり考えたことはありませんか?今回はそんな疑問と、中古車にありがちな「本当に安心?」「壊れやすくない?」などの不安を解消するため元ディーラー勤務のcarview!社内OLその1が解説いたします。
売る側を経験したからこそわかるあまり教えたくない裏事情もちょっとバラしちゃいます。
これを読んでたのしい中古車選びの参考にしてみてください。必見です!

中古車の仕入れ方法

大きく分けて3種類。仕入れ方法の数々

ネット査定から申し込まれて売られたクルマ・クルマの買替の際にディーラーに買い取られたクルマ・業者間オークションで売買されたクルマなど。一概に中古車と言っても色々な仕入れ方があるのです。

  • (A)ネット査定からの仕入れ

    Webサイトで目にする「あなたの愛車は今いくら?」などのバナーからネット査定を申し込まれて買い取られたクルマです。

    POINT!

    複数の査定会社に対して査定を申し込んだ場合、多くの査定額を知ることができるため、比較をしながら条件の良い価格でクルマを売ることができます。carview!では最大8社から査定を受けられます。
  • (B)下取りからの仕入れ

    ディーラーで購入する際、今乗っている車を購入資金に組み込むために買い取られたクルマです。

    POINT!

    下取り車の金額は商談の際、クルマの購入金額を調整するために利用されることがほとんどです。
  • (C)業者間オークションからの仕入れ

    全国の車買い取り店・販売店や輸出業者から出品されたさまざまなクルマをオークション形式で落札したクルマです。

    POINT!

    全国から多くの車種が集まるので品質はさまざまです。中には事故車も含まれている場合があります。

クルマを仕入れたら

商品として売られる前にしている準備

クルマは買い取られた後、そのまま店頭に並べているわけではありません。では実際に商品として売られる前の準備としてどんな作業をしているのでしょうか? 細かく説明いたします。

  • (1)洗車・カンタンな車内清掃

    ボディは手洗いもしくは機械洗車で、車内は目立つ汚れを清掃する等の作業を行います。またカンタンに消える洗車キズを消す場合もあります。ピカピカに見せるため軽くワックスする工夫も怠りません。
  • (2)最終点検

    ガソリンやオイルは漏れていないか、エンジンの異音などしないか、車両が動くかどうかのカンタンな点検を行います。買い取り時に見落としている箇所がないか、もう一度チェックをします。
  • (3)車両整備

    最終点検の際に発見した不具合のなかでカンタンに対応できるものは修理をします。ただし本格的な整備は購入者から別途料金をいただいて実施するパターンがほとんどです。
  • (4)前のオーナーから業者名義に変更

    車両買い取り後、盗難や事故などのトラブルが発生した場合、前オーナーの責任になってしまいます。そのため名義変更(=ナンバー交換)は速やかに行います。ちなみに業者の名義に変更した回数は「オーナー数」としてカウントされません。
  • (5)故障している個所の修理

    この場合の「故障」は運転や走行に支障が出るオイル漏れやメーターの不良などを指します。故障車は販売はおろか車検が通りませんので修理を行います。中古車店によっては記録簿に作業状況を残す店もあります。念のため、購入の際には記録簿の有無を確認しましょう。
  • (6)写真撮影

    雑誌やネットにピカピカなクルマが掲載されていることが多いのは、洗車の直後に写真撮影をするからです。雑誌に掲載されたとき同じ向きになることを意識してアングルは必ず統一するのが鉄則。ハンドルを切ってクルマを停め、前輪ホイールを見せるなどの工夫をし「売れる角度」を見つけるのもディーラー社員の大事なスキルの一つです。

車両整備編

車両整備はお店によって内容が違います。オイル交換をしただけで「整備」になるお店もあれば、ブレーキのローターやパッドなどの消耗品を交換し、さらにディーラーで点検まで行うお店もあります。
ここで誤りがちなのが「自社修理工場を持つお店は安心」だと思うこと。実は"自社で整備しているからこそ"甘くなってしまう、なんていうことも。
自社修理工場がないお店の方がディーラーや指定の修理工場にお願いする場合があるので、整備が徹底している例が多いのも事実です。


店頭デビュー

仕入れたクルマが中古車として日の目を見るとき

さまざまな点検・整備・洗車を受けて商品として店頭に並んだ中古車はどのようにして流通していくのでしょう?並べてお客さんがやってくるまで我慢強く待つだけ、と思われている方も多いと思います。しかし雑誌やネットに掲載しただけで全国各地から問い合わせがやってきます。

  • (1)雑誌・Webサイトに掲載

    やはり見た目は大事。きれいな写真を掲載することで、お客様の購買意欲は一気に上がるようです。同じ車種でも、ピカピカに磨かれているクルマのお問い合わせ数が多いのは毎度のことでした。今やWebサイトに押され気味の印象がある中古車雑誌ですがまだまだ人気は根強く、お問い合わせの3分の1は「雑誌を見ました」というお客様です。
  • (2)毎日のお手入れ

    ホコリは商品の大敵。こまめなお手入れはディーラー社員の必須業務です。「毛バタキ」でのホコリ取りも適当に見えてコツを要します。間違えると大切な商品にキズをつけてしまいます。毎日細心の注意を払うのが心得。「毛バタキ」にはニワトリオーストリッチ、化学繊維などいくつかの種類があり、用途によって使い分けます。

毎日のお手入れ編

お店によっては毎日クルマをお手入れしていないところもあります。お客様が見に来る時だけ、そのクルマだけ手入れするお店もあったりします。
お手入れしてもらっているクルマの方が劣化しないのは当然です。
見極め方としては、お目当てのクルマ"以外"の汚れ具合をチェックすることでお店のクルマに対する扱い方がわかります。

  • (3)お客様からの問い合わせを待つ

    売り出したクルマの内容を徹底的に知り、お問い合わせに対して答えられるようにしています。カスタムされたクルマの場合、どのメーカーのパーツが装着されているのかは大切なセールスポイントなので確実に調べておきます。
  • (4)お得意先やお客様へのアプローチ

    車種や年式など具体的な希望を伺っているお客様や、普段から懇意にしていただいているお得意様へのアプローチもこの期間に忘れず行います。
  • (5)オークションで売却

    ここまで努力をしても一般ユーザーに売れないことがあります。その場合は潔くオークションに出品するなどの対策をして、とにかく損が出ないようにがんばり抜きます。

問い合わせ編

Webサイトにクルマを掲載すると、全国各地から問い合わせがやってきます。
そういう時は電話でのやりとりが密になり、信頼関係が自然と出来上がるものです。びっくりすることに実物を見ないで購入される方も多いんです。
奄美大島のお客様が電話だけで購入された時にはさすがに驚きました。少しでもクルマの雰囲気を知ってもらうため、メールで写真を送ったり、ほぼ毎日電話をするなど大変印象に残った商談でした。
遠方のお客様のなかには、新幹線や飛行機で首都圏の店舗まで来ていただける方もいらっしゃいました。もちろん、最寄駅まで送迎させていただきました。欲しいものに対するモチベーションに勝るものはない! と思ったものです。


中古車見極めポイント8か条

そっとお教えします! 玄人目線の8つの見極めポイント

中古車を買うのが未だに不安な方も多いですよね? そんなあなたのドキドキを少しでも取り除くためにも「ここだけは!」というポイントをお教えします。


仕入先や前オーナーのパーソナリティからクルマを見極める

オークションから仕入れたクルマの場合、事故車が流通している可能性があります。
そのため参考として査定点を聞くのが状態を知るいい方法でしょう。 もし、オーナーから直接仕入れたクルマの場合ならば、どのような方だったのかが聞けると、クルマの状態が見えてくる場合もあります。
パーツがたくさん付いている場合は、走り好きの方がオーナーだったんだろうなとか、奥様のお買い物用だったらそんなに激しく走っていないな、などの推測ができます。
お店側としても話しづらいネタではあるのですが、うまく聞き出せればいいクルマに出会う可能性は高くなります。ぜひチャレンジしてみてください。

記録簿がある場合は見せてもらう

記録簿はクルマの健康状態を見るカルテです。修理の有無はもちろん、オイル、消耗品の交換履歴を確認することができます。いくら安いクルマを買っても交換部品が高くついてしまい、予算の範囲内に収まらなくなってしまうことがあるからです。

第三者機関の鑑定書を見せてもらう

クルマの鑑定を第三者機関に依頼しているお店があります。第三者機関は鑑定師がクルマをチェックし、公正にグレードを定めてくれます。鑑定書がある場合は必ず見せてもらいましょう。
改ざん等がある場合は、鑑定証は発行されません。販売しているほかのクルマには鑑定書が付いているのに自分が購入するクルマに付いていない、なんてことがあります。そのときはきちんと理由を聞いたほうがいいでしょう。

シートやインパネ周りのキズや汚れだけではなく…

ボディーのキズや目立った汚ればかり気にしていて見落としがちなのは内装の細かい部分。スイッチのボタンがない、小物入れや蓋がない…。中古車にはよくあることです。
特にシガーライターやオーディオのボリュームのつまみ、外装ならタイヤの空気キャップなどは必ずチェックしましょう。細かいことですが、愛着を持つためには見落とせないポイントです。

タイヤの減り具合やアルミホイールのキズに注目

これも見落としがちな点。クルマの重要なパーツ・タイヤのことです。減り具合や劣化の程度によっては新品と交換しなければならなくなり、購入予算をオーバーしてしまう、なんてことがありました。もし直接見られない場合はメールで写真を送ってもらいましょう。

クルマを見たとき発見したキズ・汚れ・不具合は正直に言うこと

クルマは高い買い物です。だから細かい部分も気付いたことはなんでも言ってみましょう。気が小さい方でも勇気を持って! 発見したキズや故障は無償で修理できるのか? そうじゃないのか?交渉してみてください。案外応じてくれることもあります。

保証期間を確認すること

保証が付いていれば、期間・内容・費用なども細かく聞いてください。
期間が短かったり、保証範囲が最低限の場合、費用がかかる保証に関しては付帯する必要がないかもしれません。「消耗品は別途費用がかかります」などの文章が契約書に書いてあるか、チェックしてください。

必ず試乗はすること

ただし、購入の意志が見られないお客様には試乗させないお店も多いです。
ディーラーより敷居が低いと思われる方が多く、明らかに試乗目的のお客様もいるのが現状だからです。真剣に販売しているお店ほど試乗に関してはシビア。それは次期オーナーさんへの配慮でもあります。
確かに乗らなければわかりませんが、遊び半分の試乗は控えてあげてください。

8つの見極めポイントをふまえて中古車をじっくり探してみる

あなたにピッタリのクルマがきっと見つかるはず

メーカー、ブランドから中古車を探す

すべてのメーカーから中古車を探す

キーワードから中古車を探す

価格帯販売地域から中古車を探す

本体価格と販売地域から検索できます。
万円~
万円

都道府県から中古車を探す

ページトップへ

そのほかの「クルマ生活向上委員会」の記事

もっと見る