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非免許ちゃんが行く!〜第一印象だけで答えます(4)検証・クルマに興味のないヒトの目にジドウシャはどう映る?

怒涛の発言が飛び出した。そんな感想が第3回目を読んだ方の心の中に渦巻いたと思います。「非免許ちゃん」の闇の深さは計り知れないものがあります。一生わかり合えない大きな「谷」があるとでも言える回だったでしょう。話し合えばなんとかなるんじゃないか?そんな一縷の望みが失われたかのような脱力感を感じているのではないでしょうか(←大げさ)。しかし今回は「クルマ好き」と「非免許」の垣根を飛び越え、なんだかよくわからないところに落ち着き、結局「クルマってなんか面白いよね」という結論に落ち着きそうな回になりそうです。4回シリーズの最終回です。どうぞ。

車両その7

シトロエン C6

――(前回からのつづき)ではつぎこれです。

Mad:海の生き物の顔ですね。目が離れてるからですかね?魚顔。

――うん。うん、うん、うん、うん。あー、そうだね。

Mad:あとなんか、前から後ろにかけて「とぅるん」としてる感じが、イルカとかシャチに似てます。

――背中みたいだねえ。これ、ちなみにいくらぐらいすると思う?

Mad:え、新車でですよね?…400万くらい。

――ほう、そのココロは

Mad:あんまり…すぐ作れそうな。

――wwwすぐ作れそう!?

Mad:手間暇かかってる感じが全然しない。

――え、そうなんだ!ふーん。どの部分が?

Mad:なんでしょう…こう、プラスアルファ要素が全体的に少ない。

――結構ふつうみたいな感じ?

Mad:意外とツルンとしてるからかな…。なんか内装がちょっと…。免許持ってて大丈夫かなと思える方が運転してそうな感じがするんですよ。

――それは年齢的に?

Mad:おじいちゃん大丈夫?って言いたくなるような。色遣いなんですかね。ボタンの感じなんかに新しいイメージを受けないからかも。「ラジオ」「カセット」みたいな。

――印鑑入れないしねw カセットねwwあの日本直販でさ、売ってるようなわかりやすいラジカセ的な?

Mad:赤い丸の録音と、三角の再生ボタンをガチっと一緒に押す感じが。「ガチャ」っと。内装の古めかしい感じが。

――はいはいはい。70年代なのかなぁ。

Mad:最新、ではないですね。

――ほうほうほうほう。なるほど。そうなのかもしれないね。

Mad:見た目はツルンとしてるのにね。

MA:お尻もとぅるんとしてますよね。

――これってどこの国のクルマかなあ。

Mad:(即答)日本。

――ほう、そのこころは?

Mad:カセットガチャっていう印象から。(内装中央の操作系を見て)昔のニホンシャがこんなイメージだったかな?という。

――昔の日本って何年前かなあ?

Mad:うーんと、バブルより前に作られて、その型のまんま現在まで存在するって感じですかね。バブル期の恩恵みたいなのは受けてないと思います。

――どんな人が乗ってるかな?

Mad:(即答で)おじいさん。

――ばばっとイメージある?

Mad:おじいさん…。芸能人のおじいさんは乗ってないと思いますね。よくわからない色遣いのセーター着て…。

MA:茶色なんだか、グレーなんだか…。いるねえ。

――職業なんだろうね?よくわからない色遣いのセーター着てるおじいさんだけど。

Mad:元クリーニング屋とかじゃないですか?

――そうなんだ!商店なんだね!自営業なんだ!

Mad:おじいさん=クリーニング屋なんですかねw 町のクリーニング屋さんです。

車両その8

ケータハム セブン

――さあ、委員会のメンバーがいろいろピックアップしてきてくれたんだけど…(写真のリストをぱらぱら見せる)

Mad:これ!これはなんですか?

――お、食いついたw

Mad:これ、これは…頭のいい中学生が夏休みの自由研究で作ったのを実際に乗れるようにそのまま大きくしたやつですね。

――あっはっはっは!あーーーそうかもなぁ。

Mad:メガネかけてて今後いい学校に入るんでしょうね、っていう子がものすごい難しく説明してくれる機械を大きくしたやつです。これからコンタクトレンズになるかもしれませんが。

――色気づいてねw

Mad:はい、ちょっとその分野は地元でも有名みたいな。なんかちょっとめざましテレビに紹介されてもおかしくないような子が作ったクルマ、みたいな。カトパンに中継で紹介されるでしょうね。これ、実際公道で走れるんですか?

――「今後、実用化に期待したいですね。はい次の話題は…」的なね。一応、走れるよ。ナンバー付きで。ちなみにさ、その頭のいい中学生って絵で描ける?

Mad:絵、ですか!?

――うん、一発でいいから。

MA:ふふ…

Mad:(書き始める)

――それ、オレじゃね?

Mad:違います。もっと若いです。

――でも、中学生でこれは老けてるね…

MA:こういう頭のいい中学生は結構マセてますから。

Mad:目の表情を一切動かさずに口だけでしゃべります。

――あーーー

MA:わかる!

――服は?

Mad:お下がりか、お母さんが買ってきてくれたTシャツです。青いやつ。 で、Gパンですね。ジーンズメイトの。身長はそんなに高くないです。

MA:あんまり表情はないんだよね。

Mad:ここ(目のあたり)はいっさい動かさないでしゃべります。で、延々難しい話をします。

――いるねそういうコ!はぁ、それじゃあこのクルマ非売品だね。売ってないよね。

Mad:はい、非売品です。オートサロンとかモーターショじゃなくて「ナントカ科学展」に出展されてるイメージですね。

――くくくくくくく…w 売り物でもなく、大人が乗るものでもなく、もちろん量産されてもいないと。

Mad:はい、すごく頭のいい子の自由研究。

MA:あっはははははははは。

――もう、何聞いていいかわからなくなっちゃった。飛び越えちゃったもん。

MA:その子が作ったののおっきい版だから乗れるかどうかもわかんないものね。

Mad:そうですね。たぶん、その子に実際「乗ってみてください」って言ったら、かなり渋りそうな印象があります。「ちょっとそれはいいです」みたいなw

――そんときだけ目を動かすのね。アドリブ効かないからw

Mad:いじると面白い子かもしれませんね。

――この子名前なんだろう?

Mad:苗字はありきたりだけど、名前は今風の「さすが現代っ子だな」って思わせるやつじゃないかと。

――吉田、山田あたりの…

Mad:はい、苗字はそんな感じで、名前はキラキラしてる。

MA:なんか「ベネッセ名前ランキング1位」ぐらいのね。

Mad:名前は「修斗くん」なのにサッカーまったくやってません、みたいな雰囲気ですね。(この時にMadが描いた絵)

――あっはっはっはっはっは。

MA:ぜんぜん違うことやってるじゃん!なんで研究やってるんだとwそれいいね。

Mad:なんならばサッカー少年みたいなTシャツなんだけどサッカーやってないっていう。

――研究一本w小学校の時ヤクルトでロボット作ってそうだよね。

Mad:将来はこの道を究められれば、みたいな。このクルマで行く道ってw

――まだ声変わりしてないよね。背が低いみたいだし。この子のあだ名なんだろうね。

Mad:「吉田」ですね。あだ名とかじゃないですね。男子は「吉田」ですね。

――女子は?

Mad: (即答で)「吉田くん」ですね。

MA:それ、あだ名じゃないからw

――普通だったら「ハカセ」とか行きそうなのにね。

Mad: いや、最近は別にメガネかけてるから勉強できるとかはないですから。

――そうかー。古い価値観だったか…。日能研とか行っちゃってるのかなぁ。

MA:いや、そういうんじゃなくて「早慶ならば○○館」みたいな塾ですよ。予備校の手前みたいなの。

――そうなると彼ぜったい、そこそこ大きな城下町みたいなとこに住んでるよ。東京じゃない。新幹線止まる感じの。で、一緒に住んでるおばあちゃんが心配だから地元の国立大学通うよ、たぶん。

Mad: 話広がりましたね。吉田くん実在するような感じになりましたね。

――クルマ関係なくなっちゃったけどねw

最後に~インタビュアーYTの感想

この歳まで暮らしてきて「神をも恐れぬ」の意味がやっとわかった、そんな実験だったと思います。なにしろクルマ好きの常識がまったく通じないのですから。イタリアの至宝を「二世タレントのクルマ」と言い、ベントレーのメーターを「無意味」と喝破。そしてカーナビのフタの先に「印鑑が入っている」と推挙する発想。そしてシトロエンを「すぐ作れそう」と言い放つとは。クルマへの興味のなさ、リスペクトのなさがこんな野放図な想像力を生むなんて…。とにかく驚きの連続でした。不謹慎ながら超おもしろかったです。クルマの神様、ごめんなさい。一方でわれわれクルマ好きと似たようなことを、ただ写真を数分見ただけで言い当ててしまう鋭さに「神は細部に宿る」という言葉を思い浮かべ、ざわざわとひとり背中に汗を伝わらせ、クルマのオーラを共有できたのもよい体験でした。もう一回やりたい実験です。いや、やらせてください。

改めて…

実験に参加したクルマ生活向上委員会のメンバーのプロフィール

実験されたヒト

  • Mad: 当委員会きっての非自動車体質かつ非免許な3年目エンジニア女子。
    何がどうなって弊社に舞い降りてきたのかまったくわからないけれど、自動車に染まりまくった中ではむしろ貴重な存在。こんなに自動車に対し無関心な人物が世の中にいるとは! と周囲に言わしめた逸材。以前の企画において「ドライブの醍醐味とは?」との問いに一も二もなく「ドライバーの部位を眺めることにあり」と即答。一同を唖然とさせたのは記憶に新しい。さらに「運転」を「操縦」と言うあたり、無限のポテンシャルを感じる。ガテン系のカレシが欲しい。もちろん免許ナシ。

話を聞いたヒトたち

  • YT: クルマ生活向上委員会の名ばかり委員長。肥満・どぶ顔・中2病・薄毛。酷暑が続く夏は体からカブトムシの匂いがするとの話。最近なぜか「アオハライド」や「青空エール」等、別マのまんがにハマり青春をしきりに取り戻そうとしているけれど、ブサイクにそんな資格などない。免許アリ。
  • MA: 委員会におけるヒマネタの頭脳。満島ひかり似(※人妻。新ドラマが始まる時期はほぼすべての番組をチェックするのがライフワーク。「相棒」は断然、神戸尊(及川光博)派。反町隆史なんて…!(見るけど)とは本人の談。スポーツ万能だが廊下を走る姿がなぜかおもしろい。免許アリ。

まとめ:YT/企画・インタビュー:YT&MA 協力:クルマ生活向上委員会

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