ヴェゼル、試乗でわかった販売好調の理由
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:篠原 晃一
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エクステリアデザインは好みがわかれると記したけれど、乗り心地も同じだ。背の高さを感じさせない敏捷な身のこなしを好ましく思う人と、SUVにしては少し硬すぎると感じる人にはっきりわかれるはずだ。ポジティブにとらえれば、タウンスピードから高速巡航までステアリングホイールを通じて確かなインフォメーションが伝わる、しっかりとした足まわりだ。高速コーナーは安定した姿勢でクリアし、タイトコーナーも軽快に駆け抜ける。ひとことで言えばスポーティな足まわり、ということになる。
反面、後席では路面からの突き上げがキツく感じられる。きびきびと走りたいドライバーにはドンピシャのセッティングであるけれど、後席でゆったり寛ぎたいという方からは不満が出るかもしれない。短時間の試乗であったけれど、タイヤの違いで乗り味はかなり変わる。前述した、しっかり走りたい人は17インチ、乗り心地重視の方には16インチをおすすめしたい。また、ハイブリッド仕様とガソリン仕様を比べたところ、基本的なフィーリングは同じであるけれど、同じ装備だと車重が90kgほど重くなるハイブリッドのほうが乗り心地に重厚感が感じられた。
シフトセレクターの根元付近にある「SPORT」ボタンを押すと、青かったメーターの縁取りが赤くなり、ハイブリッドシステムの作動状況を表示していたディスプレイが回転計に変わる。そしてエンジンが主役の、スポーティな性格へと変貌する。
「走り」が印象的だったのでそちら方面の話に片寄ってしまったけれど、パッケージングにも見るべきものがある。フィットと共通のセンタータンクレイアウトを採ることで、室内が広々としているのだ。大人4人が余裕を持って乗車することができるし、荷室も広い。
約30km/h以下で作動する自動ブレーキ(シティブレーキアクティブシステム)など安全装備も備えているし、室内は広くてよく走る。おまけに燃費が良好とくれば、人気となるのは当然だろう。扱いやすい実用車、カッコよくて運転が楽しいスペシャリティカー、広々としたミニバン、タフなSUVと、使い方によっていくつもの表情を見せる、まさにクロスオーバー車の登場である。人気があるのも理解できる。
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