新型ムラーノ、アドバンテージはどこに?
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:菊池 貴之
日本での販売も最初から配慮されて開発されたとはいっても、新型ムラーノのボディサイズはさらに大きくなった。具体的には、全長で55mm、全幅で15mm大きく、全高は逆に15mm低い。つまり、より長く幅広く、しかし低く…ということだ。国際派になったとはいっても、その大半はやはり北米市場向けだからボディ大型化は仕方ないところなのだろうが、全幅がギリギリで1.9m未満にとどまったのは日本市場への配慮だろうか。
SUVでありながら、徹底的にオフロード臭、ドロ臭さを排除したスタイリングこそムラーノがヒットした要因…と日産は理解しており、大径タイヤとわずかにキックアップしたフロントバンパー以外に、ムラーノにSUV的なデザイン記号がほとんどないのは改めて驚く。というわけで、新型のスタイリングもまさしくヒットモデルの正常進化版であり、だれがどう見てもムラーノだ。しかし、実際に初代から継承したデザインモチーフはヘッドランプ一体のグリルとサイドウィンドウ形状くらいで、初代の大きな特徴だったショルダーラインが継承されなかったのはちょっと意外。それでもムラーノにしか見えない…というのは、なかなか巧妙である。
まあ、好き嫌いが分かれるエクステリアはともかく、素直に“新型で商品力アップ”といえるのがインテリアだ。ダッシュボードは細かいところまで厚めのソフトパッドで覆われており、ソフトパッド面積はスカイラインとほぼ同等…ということは、そのクオリティ基準は日産ブランドというよりインフィニティに近いわけだ。
労力低減の電動アイテムや便利機能にも事欠かず、上級グレードのフル装備にすればシートやステアリング調整はすべて電動化されて、しかもリアシートバック可倒も出し入れともワンタッチで済む。ラゲッジフロアの“カーゴデバイダー”も「そうそう、こういうのが欲しかったのよ!」と膝を叩く向きも多いだろう。日本仕様では全車にサイドビューモニターを標準装備して、無粋なフェンダーミラー装着を回避したスタイリング重視の姿勢も、初代と同様である。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
三菱ふそうが「ジャパントラックショー2024」に出展! 新型モデル「スーパーグレート」特別仕様車や新型「eCanter」キャリアカー展示
【バイク版ナビ】「MOTTO GO」プレリリース版が公開!カーナビの名門パイオニアが7月提供予定サービスを先取り体験だ!
「ご当地ほりにし」国内2県で新たな地域限定ラベルが登場!
フィアット500に、1.2Lエンジンを搭載する新グレード「1.2 Dolcevita」を設定
「アップガレージ青森三沢店」が5/12にプレオープン!
トーヨータイヤ、EV専用を含む小型トラック向けに2種類の新製品
トヨタ新型「カローラ“クロス”」発表! 「レクサス」級にカッコイイ「斬新フェイス」へ刷新! 新型「コンパクトSUV」約494万円から ブラジルに登場
ついに登場 メルセデス・ベンツ新型「Gクラス」世界初公開! 初の電気駆動Gクラス「G580」は“その場で旋回”できる機能を搭載!?
ラウル・フェルナンデス、ヘレステストで最新型アプリリアMotoGPマシン初ライド。直前のスペインGPでは昨年型使用
香りや消臭力を3段階で調整可能!P&Gが車内用の「ファブリーズ」を12年ぶりに改良
海洋マイクロプラスチックを回収するスズキの船外機
ランボルギーニPHEV第二弾はウルス!「SE」が見せつけるスーパーSUVとしての格
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
ノアヴォクじゃないのが欲しい? トヨタの“隠し玉”キャンプワゴン「クロスバン」の楽し過ぎる中身