アルト ターボRS発表、待望のスポーツモデル復活
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
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スズキは3月11日、昨年12月に発売された8代目の新型アルトをベースとしたスポーツモデル、「アルト ターボRS」を発表した。アルトにターボモデルが追加されるのは、5代目アルト以来となる。価格はFFが129万3840円、4WDが140万5080円。
「初代アルトのスピリットを受け継ぐ」という商品コンセプトを基に、加飾に頼ることなく、シンプルでクリーンな造形の美しさを追求したという新型アルト。アルト ターボRSでは、そこによりスポーティ感を強調する専用パーツを内外装に追加し、高いパフォーマンスを感じさせるデザインに仕上げた。
フロントはヘッドライト周りやバンパー上部にメッキガーニッシュを配し、バンパーの片側のみに入るスリットはベースモデルの縦から横に変更。さらにフォグランプも追加されている。サイドには「Turbo RS」のデカールとアンダースポイラー、リヤにはルーフスポイラーやメッキガーニッシュなどによってベースモデルとの違いを際立たせた。
インテリアは黒を基調としながらアクセントに赤を使用。本革巻ステアリングホイール、シフトノブ、専用フロントシートには赤いステッチを、エアコンルーバーには赤の加飾を施すなどスポーティな室内を演出している。
エンジンは最大トルクを95Nmから98Nmへアップさせた、改良型のR06A型吸気VVT(可変バルブタイミング)ターボを搭載。タービンのガス流速向上などによりターボラグを約20%抑え、過給レスポンスを高めたという。トランスミッションにはターボRS専用の変速チューニングが施されたオートギヤシフト(AGS=5速MTベースのAT)を採用。よりダイレクトなシフト操作でスポーツ走行が楽しめる、5速マニュアルモード付パドルシフトも装備される。燃費はFFで25.6km/L、4WDで24.6km/L(JC08モード燃費)と実用性も高い。
車体構造や素材をゼロから見直すことで、剛性を高めながら大幅な軽量化に成功した新型アルト。ターボRSでは、ストラットタワーバーやフロントバンパーメンバーなどの専用パーツ、さらにスポット溶接の増し打ちなどでさらなる高剛性化が図られている。足回りではフロント、リヤともに減衰力特性を最適化したショックアブソーバーに変更され、操安性とフラットな乗り心地を両立させたという。フロントシートはシートバック上部とクッションの断面形状を見直し、走行時のホールド性を向上させた。
安全装備は、ESPやレーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナルを標準装備する。
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