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上半期ナンバーワンはプリウス、軽はN-BOX【マーケット概況・6月】

プリウス絶好調で普通乗用車市場をけん引

2016年上半期のシメとなる6月の新車マーケットは、5月比で27%ほど拡大したものの、前年同月との比較では4.9%減となり、2ヶ月連続のマイナスとなった。市場により明暗が分かれ、普通乗用車については「トヨタ プリウス」の大ヒットのおかげで15.7%増と大幅に伸びた。

一方、小型乗用車市場は7.9%減で、2ヶ月連続のマイナスに。上半期には「トヨタ パッソ/ダイハツ ブーン」、「スズキ イグニス」などの新型車が登場したが、市場全体を拡大するまでには至らなかった。小型乗用車市場が盛り上がりを見せるのは、新型「日産 セレナ」(※一部モデルは普通乗用車に属する可能性あり)や新型「ホンダ フリード」などが登場する今年後半となりそうだ。

このところ軽乗用車市場は頭打ち感があったが、燃費不正問題以降、さらに状況は悪化し、6月も23.4%減と厳しい状況が続いている。三菱自動車は6月17日に、日産を含む該当車両を新車で購入した顧客に対して10万円の補償を支払う方針を明らかにし、生産を休止していた車両の生産再開を発表するなど、問題の収束に向けて一応の方向性を示した。三菱および日産の軽自動車の販売動向を見るには、しばらく経過を見守る必要がありそうだ。

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